白石聖、『豊臣兄弟!』で得た“大きな収穫” 初の大河ドラマは「これまでにない感覚」

白石聖、『豊臣兄弟!』で得た大きな収穫

 1月4日より放送がスタートしたNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』。豊臣秀吉の弟で、兄の天下取りを支え続けた“天下一の補佐役”豊臣秀長(小一郎/仲野太賀)の波乱の人生を描く本作で、小一郎の幼なじみ・直(なお)を演じるのが白石聖だ。自身初の大河ドラマ出演となった本作の撮影を経て、彼女は何を感じ、どのように役と向き合ってきたのか。オリジナルキャラクターゆえの葛藤や、主演・仲野太賀との絆、そして長い期間一つの役を演じ続けることで得た“俳優としての新発見”について、話を聞いた。

初の大河ドラマは「これまでにない感覚」

ーー6月から撮影に入られて、いよいよ残りわずかとのことですが、振り返ってみていかがですか?

白石聖(以下、白石):すごくあっという間でした。ロケで一気に撮った後にセット撮影まで1カ月ほど空くこともあったので、時間の経過の感じ方がどこか不思議で。怒涛の勢いで進んでいるときもあれば、ふと立ち止まる時間もある。長かったような、でもやっぱり一瞬だったような、これまでにない感覚です。

ーー今回が初めての大河ドラマ出演ですが、普段の連続ドラマの現場との違いを感じる部分はありましたか?

白石:一番は、準備期間がしっかりと設けられていることです。今の連続ドラマだと、現場によっては本読みがないまま進むことも珍しくありません。でも大河ドラマは、本読みやリハーサルの時間が丁寧にある。共演者の方々とお芝居をしてみて初めてわかる感覚を、撮影前に共有できます。不安が解消された状態で本番に臨めるのは、大きな違いだと感じました。

ーー準備期間があったとはいえ、役作りには苦労されたのではないでしょうか。

白石:最初に本読みをしたときに、みなさんそれぞれの“直像”が生まれるのではないかと感じたので、それをどの位置に擦り合わせていくのがベストなのか試行錯誤しました。本番に入るまでの時間は、どうしようと結構悩んでしまいました。ただ、直はオリジナルキャラクターなので、実はそこに助けられた部分もありました。実在した人物だと過去に演じられた先輩方がいらっしゃいますし、パブリックイメージがあります。でも直には“正解”がないので。

ーー直の紹介文には“男勝りな性格”というキーワードがありました。

白石:その“男勝り”という言葉に、最初は引っ張られてしまって……。もっとガサツな感じなのかな、どういう距離感でいればいいんだろうと、クランクインしてからの数日間はずっと不安でした。

ーーその不安はどう乗り越えたんでしょうか?

白石:序盤の撮影で、直のお父さん(坂井喜左衛門/大倉孝二)とのシーンがありました。物語全体を通しても彼女にとって非常に大切な場面だと思っていて、「ここを乗り越えられたら、この先行ける気がする」と勝手に自分に言い聞かせていました。そこで無事に気持ちを乗せて演じ切ることができたとき、「あ、この感じで行こう」と迷いがなくなりました。

関連記事

リアルサウンド厳選記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「インタビュー」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる