『蓮ノ空』『薫る花』『沖ツラ』 2026年アニメベストヒロインを勝手に予想、2025年総括も

2025年は、さまざまなアニメ作品にめぐりあえた1年だった。良き作品には良きキャラクターあり、というのが筆者の持論である。年も明けた今回は、2026年を見据えて昨年の私選ベストヒロイン、そして今年注目したいヒロインたちを、作品とからめながら私情だだ漏れでお送りすることにしたい。
『沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる』比嘉夏菜
まず紹介したいのは、『沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる』(以下『沖ツラ』)より、比嘉夏菜さんだ。本作はメインヒロインである喜屋武さんが注目されがちだが、筆者個人としては比嘉さんを推したい。見た目はダウナーなギャルっぽいが、それに反して案外恥ずかしがり屋だったり、台風の際には心配して、てーるーの家に駆けつけるなど内面とのギャップがあるのが大変素晴らしい、2025年冬クールを代表するヒロインだったと言えるだろう。
とりわけ、時折かわいらしい一面が覗くのがなんとも愛らしい。夏休みにてーるーを遊びに誘おうとしてじたばたしたり(第5話)、甲子園を見ている時に間違えててーるーに抱きついて照れてしまったり(第9話)など各話でカワイイポイントが用意されており、『沖ツラ』の(いい意味で)ゆるい空気感に完全に合致していたように思う。(どう見ても喜屋武さんのほうが優勢な恋模様だが)不器用な彼女の恋の行方に、今後も注目していきたいところである。
『ヴァージン・パンク Clockwork Girl』神氷羽舞
次に『ヴァージン・パンク Clockwork Girl』より、神氷羽舞さんをご紹介したい。本作は監督・梅津泰臣、アニメーション制作・シャフトという座組から繰り出される、アクションを中心とした映像の素晴らしさが語られがちだが、それと同じくらい(内容や彼女の生い立ちの重さに比して際立つ)羽舞さんの可憐さについても語られるべきだろう。24歳の大人びた姿から一転、Mr.エレガンスによって14歳の身体に改造されてしまう羽舞さんだが、どちらの姿でもそれぞれの良さがある。どちらにも共通して言えるのは、見た目の可憐さとは裏腹に彼女の内面は生い立ちの苛烈さもあり常に冷酷なものだが、その差が大変魅力的だということだろう(こういうことを言う人間ほど、バウンティハンターに狩られそうなものだが)。『ヴァージン・パンク』は第1弾と銘打たれているとおり続編が決定しており、その制作も心待ちにしたい。
『薫る花は凛と咲く』和栗薫子
そして何より、『薫る花は凛と咲く』と和栗薫子さんを外すわけにはいかないだろう。本作はCloverWorks制作かつ黒木美幸監督を筆頭に『明日ちゃんのセーラー服』(以下『明日ちゃん』)スタッフが多く参加しており、『明日ちゃん』で話題となった映像の美しさが本作でも存分に発揮されている。その力をふるって描かれる薫子さんが2025年のベストヒロインに入ることは言うまでもない。また井上ほの花が演じる声も、薫子さんを表現できているように思う。すべての要素が完全にかみ合っているヒロインなのだ。
筆者は折に触れて薫子さんの話(ばかり)をしているが、彼女の最大の魅力は、芯の強さと優しさを併せ持っている点にある。見た目で怖がられることが多い凛太郎に対し、学校同士の関係などの先入観を排して歩み寄っていくその凛とした佇まいは、まさに2025年最高のヒロインとしか考えられない。とりわけ素晴らしかったのは第8話Bパートにおける凛太郎との水族館デート回だろう。第4話の勉強回や第13話の夏祭り回も捨てがたい(というより、毎話薫子さんはかわいい)が、終始楽しそうにしている薫子さんが幾度もアップで映される第8話Bパートは必見である。






















