ディストピアの中で陽気に振る舞う“家族”の様子が 『THE END(ジ・エンド)』本予告公開

12月12日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほかにて全国公開されるティルダ・スウィントン主演映画『THE END(ジ・エンド)』の本予告と本ポスターが公開された。
本作は、1960年代インドネシアで行われた大量虐殺を加害者視点で描いた『アクト・オブ・キリング』が第86回アカデミー賞長編ドキュメンタリー部門にノミネートされ、さらに同事件を被害者視点で描いた『ルック・オブ・サイレンス』が世界的に注目を集めたジョシュア・オッペンハイマー監督が手がけたミュージカル映画。監督にとっては初めての長編フィクション作品となる。
本作ではプロデューサーも務め、母親役で主演を担ったのは、『ザ・ルーム・ネクスト・ドア』などのスウィントン。そのほか、息子役を『1917 命をかけた伝令』のジョージ・マッケイ、父親役を『ブレット・トレイン』のマイケル・シャノンが担当。それぞれが劇中で歌声を披露している。
地球上に人が住めなくなってから25年。予告編は、地下深くに広がる巨大な塩坑で、贅沢な暮らしを送る家族のもとへ、突如ひとりの女性が迷い込んでくるシーンから始まる。予想外の来訪者に驚き、疑心暗鬼の思いは消えないまま、彼女を受け入れる家族。やがて、外の世界を知らない息子は、すべてが新鮮なその女性に惹かれていく。「昔、いろんな人がここへ来た」「優しそうな人達もいた」「でも最後は私たちを殺そうとした」“ディストピアの中にユートピアを築いた”家族の行方は。
あわせて公開された本ポスターは、母親、父親、息子、執事、医者と、ともに暮らす“家族”の姿が切り取られたもの。行き詰まった世界を忘れるかのように陽気に振る舞う彼らの姿が、むしろこの世界の歪さを際立たせるビジュアルとなっている。
■公開情報
『THE END(ジ・エンド)』
12月12日(金)ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか全国公開
出演:ティルダ・スウィントン、ジョージ・マッケイ、モーゼス・イングラム、ブロナー・ギャラガー、ティム・マッキナリー、レニー・ジェームズ、マイケル・シャノン
監督:ジョシュア・オッペンハイマー
脚本:ジョシュア・オッペンハイマー ラスムス・ハイスタ―バーグ
配給:スターキャットアルバトロス・フィルム
2024年/デンマーク・ドイツ・アイルランド・イタリア・イギリス・スウェーデン・アメリカ合作/148分/シネマスコープ/カラー/デジタル/原題:The End/字幕翻訳:松浦美奈 ©Felix Dickinson courtesy NEON ©courtesy NEON
公式サイト:https://cinema.starcat.co.jp/theend/
公式X(旧Twitter):@THE_END_movieJP





















