同族から“狩られる”恐怖と屈辱を味わう 『プレデター:バッドランド』本編映像公開

全国公開中の『プレデター:バッドランド』から本編映像が公開された。
1987年に公開された第1作目から、クロスオーバー作品も含め全7作品、世界中でカルト的人気を誇るシリーズ『プレデター』。高度な科学技術を駆使した武器を持つ宇宙で最も危険な戦士プレデターと人類の攻防を描き、世界的な人気を誇ってきたシリーズだが、本作ではプレデターを敵ではなく主人公として描くシリーズ初となる試みに挑む。
掟を破った若きプレデター“デク”は、生存不可能と謳われる最悪の地・バッドランドに追放される。より強い獲物を求め、激しい戦いを繰り広げる彼の旅路には、思いがけない“協力者”となる謎の半身アンドロイド・ティアが現れる。若きプレデターは、宿命にどう立ち向かうのか。そして、謎のアンドロイドとの旅路の行方は。
いち早く映画を観た米メディア関係者からは既に「間違いなく今年の最高傑作」(Daniel Baptista/The Movie Podcast)「大胆で奇想天外で、予想外に感動的」(Linda Marric/HeyUGuys)「1987年のオリジナル以来、『プレデター』というタイトルを冠した最も強力な映画」(Peter Debruge/Variety)「壮大な新しいフランチャイズに向けた刺激的なスタート」(Nick Schager/The Daily Beast)「新しいクリーチャースーツを提供したスタジオ・ギリスとWetaのVFXの魔術師たちは、絶賛に値する」(Andrew J.Salazar/Discussing Film)など、これまでのシリーズと一線を画す新たな挑戦に絶賛の声が相次いだほか、「エル・ファニングはまさに完璧そのもの」(Courtney Howard/Fresh Fiction)「(この物語の)魅力は、ファニングとシュスター=コロアマタンギの奇妙な相性にある」(Giovanni Lago/Next Best Picture)とキャスト陣への賛辞の声も多く上がっている。さらに米映画批評サイトRotten Tomatoesでは劇場公開のプレデターシリーズで最高評価の87%を記録した(2025年11月6日時点)。
公開された本編映像の舞台は、プレデターの種族・ヤウージャ族の惑星。未熟な若者・デクは族長である父により拘束され、死を宣告される。兄クウェイが剣を抜き、紅い光が闇に滲む。その瞬間に刻まれるのは、“狩られる者”の恐怖と屈辱。荒れた風が吹くヤウージャの地の中央で、族長である父が「殺せ、今すぐに!」と言い放つ。次の瞬間、腰のホルダーから放たれたガジェットが、デクの足に絡みつき、ひざまずく格好となったデク。大きく映し出されたデクの表情には、驚きと恐怖、そして理解しきれない現実への戸惑いが交錯している。咆哮を上げ、抵抗しようと体をよじるが、拘束は解けない。その隣に立つデクの兄クウェイに、父は「死してこそ認められる」と語りかける。その言葉を聞いたクウェイがゆっくりとデクの方へ歩み出る。
拘束を外そうと力を込め、喉の奥から絞り出すように咆哮するデク。近づいた二人の視線が交わるも、兄の表情の真意は読み取れない。デクは懇願するような声で「父上」と呼びかけるも、兄は腰の剣を抜き、紅い光を放つ刃を構える。喉の奥から絞り出すように咆哮するデク。そんな抵抗も虚しく、デクの顔の前にかざされる刃。もう一度兄を見つめ、デクはその名前を呼ぶ。「ひるむな、弟よ」と告げ、剣を構える兄。デクは大きく息を吸い、目を閉じる。そして、剣が振り上げられる。
暗闇の中で浮かび上がるのは、“狩る者”であるはずのプレデター・デクの“狩られる”恐怖と屈辱。若きプレデター・デクは、なぜ生存不可能な地・バッドランドに追放されたのか。バッドランドでデクと出会う半身のアンドロイド・ティアを演じたエル・ファニングが「これまでで最も表情の豊かなプレデター」と評した通り、デクの痛みと過酷なサバイバルの始まりが描かれた本編映像となっている。
■公開情報
『プレデター:バッドランド』
全国公開中
出演:エル・ファニング
監督:ダン・トラクテンバーグ
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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