『ばけばけ』吉沢亮が“英語だらけ”のセリフ披露? トキとヘブンをつなぐ架け橋に

NHK連続テレビ小説『ばけばけ』第4週「フタリ、クラス、シマスカ?」から、吉沢亮演じる錦織友一が登場する。
錦織は松江中学で英語教師を務める役柄であることから、キャスト発表時には「台本を頂いたら思っていた2.5倍くらい英語だった」(※)とコメントを残していた吉沢。トキ(髙石あかり)との交流はもちろんのこと、同じ教師となるヘブン(トミー・バストウ)との会話も楽しみなポイントだ。

しかし、松野家は今、大変な危機に直面している。これまで仕事を斡旋するなど、松野家を懇意にしてくれていた傳(堤真一)が亡くなり、機織り工場も倒産。仕事がなくなったトキは、これまでもたびたび諍いが絶えなかった勘右衛門(小日向文世)と衝突して家を出ていってしまった銀二郎(寛一郎)を追って、右も左もわからない東京へと来る羽目になる。
これまでのエピソードでは、松野家を取り巻く光と影が変わりばんこに映し出されている。父親の司之介(岡部たかし)のうさぎ事業の大失敗によって多額の借金を背負い、貧乏暮らしの憂き目にあうトキだが、家族とはなんだかんだで楽しく過ごしてきた。
ただ、今の松野家には影が落ちている時間のほうが多いかもしれない。時代の波に翻弄される家庭環境を目の当たりにしている視聴者にとっても、吉沢が演じる錦織は状況を好転させてくれる希望の存在でもあるのだ。

本作でヒロインを務める髙石は「吉沢さん演じる錦織は、きっとこの先、トキとヘブンの二人にとって言語や心を繋ぐ懸け橋のような存在になるのだと思います」(※)と述べている。
「大磐石」の異名で松江の神童と謳われていた錦織は、銀二郎を探しにやってきたトキと出会ったのち、異国の地にやってきたヘブンを同僚の教師として導いていく。錦織のモデルとなった西田千太郎は、史実においてもラフカディオ・ハーン(小泉八雲)が心から信頼を寄せた人物として知られている。「カットがかかるたびに笑いが巻き起こった」という髙石と吉沢の共演シーンは、傳が亡くなって途方に暮れるトキにとって、再び明るい笑顔を見せるきっかけになるかもしれない。




















