花江夏樹と上田麗奈の共演も 『チェンソーマン』『鬼滅の刃』意外な“掛け持ち声優”たち

『チェンソーマン』『鬼滅の刃』掛け持ち声優

 現在、映画興行ランキングの上位を独占している劇場版『チェンソーマン レゼ篇』(以下、レゼ篇)と『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』(以下、猗窩座再来)。いずれもキャストには今をときめく豪華声優陣が揃っているが、実はそのうち何人かは両作品に“掛け持ち”で出演している。今回はそんな掛け持ち声優たちの役柄や演技の幅に注目してみたい。

『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』©︎吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

 まずSNS上で大きな注目を集めているのが、花江夏樹と上田麗奈の共演だ。花江といえば『鬼滅の刃』の主人公・竈門炭治郎役としてお馴染みで、上田は蟲柱・胡蝶しのぶの継子、栗花落カナヲ役を演じた声優。そんな2人が『レゼ篇』では“サメの魔人”ことビーム役、ヒロインのレゼ役として物語に大きく関わっており、意外な共演が実現していた。

「サメの魔人」 from 『#チェンソーマン』第11話

 なにより驚くべきは、それぞれ『鬼滅の刃』の役柄とはまったく方向性が違うキャラクターを演じていることだろう。花江が『レゼ篇』で担当しているビームは、頭部がサメのフォルムとなっている魔人。会話もできないほど凶暴とされているが、なぜかデンジにだけは従順とのことで、デンジの相棒的なポジションを任されることになる。

 その性格は子どものように無邪気で、「チェンソーマン様最強! 最高!」とハイテンションで叫ぶ姿はかなり強烈。炭治郎と同じ声優とは思えないほど頭のネジが外れた演技に、驚いてしまった観客は多いのではないだろうか。

劇場版『チェンソーマン レゼ篇』©2025 MAPPA/チェンソーマンプロジェクト ©藤本タツキ/集英社

 また上田が演じたレゼは、デンジが雨宿りしている最中に偶然出会うことになる少女。つねに笑顔を絶やさず、明るく振る舞っているが、デンジに対して何かと好意があるような素振りを見せる“魔性”のキャラクターでもある。

 『鬼滅の刃』のカナヲは壮絶な環境で生まれ育ち、心を閉ざしてしまった少女で、作中の序盤では炭治郎に対しても無感情な話し方をしていた。感情豊かな声色のレゼとは真逆のキャラクター性と言えるかもしれない。上田の演技力の振れ幅に、SNS上では「同じ声優だと気づかなかった」という声も上がっていた。

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