柿澤勇人、『トリツカレ男』で声優初挑戦 Awesome City Clubの主題歌流れる本予告も

柿澤勇人、『トリツカレ男』で声優初挑戦

 11月7日に公開されるミュージカルアニメーション映画『トリツカレ男』の本ビジュアルと本予告が公開され、追加声優として柿澤勇人、山本高広、川田伸司、水樹奈々、森川智之の出演が発表された。

 長年多くのファンから愛されている、いしいしんじによる短編小説『トリツカレ男』(新潮文庫刊)をミュージカルアニメーションとして映画化する本作。『映画クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボと一ちゃん』の髙橋渉が監督を務め、『サマーフィルムにのって』の三浦直之が脚本を手がける。

 主人公・ジュゼッペ役をAぇ! groupの佐野晶哉、ジュゼッペが恋に落ちる風船売りのペチカを上白石萌歌がそれぞれ演じる。

 佐野と上白石が歌う劇中歌を制作したのは、Awesome City Clubのatagi。映画音楽を手がけるのは初となるatagiが、劇中歌5曲と一部劇伴を担当した。また、主題歌はAwesome City Clubが本作のために書き下ろした「ファンファーレ」に決定した。

 声優初挑戦となる柿澤が演じるのは、ジュゼッペの頼れる相棒で、ジュゼッペとペチカの仲を取り持つために奔走するハツカネズミのシエロ。そのほか、ジュゼッペとペチカが住む街のギャングで、ツイストダンスを愛するド派手な性格のツイスト親分を山本、ツイスト親分のライバル・サルサ親分を川田、病気の治療のため入院しているペチカの母を水樹、外国で子どもたちにアイスホッケーを教える、学校の先生タタンを森川がそれぞれ演じる。

『トリツカレ男』本予告

 公開された本予告の冒頭では、何にでも夢中になる“トリツカレ男”のジュゼッペがペチカと出会い、恋する様子が映し出されている。しかし、ペチカの笑顔にはどこかくすみがあることに気づいたジュゼッペ。映像中盤では、1枚の写真が映し出される。そこには優しく微笑むタタンの姿が。ペチカの本当の笑顔を取り戻すため必死に奮闘するジュゼッペに「君はバカだ! 世界一のバカだ!」と何かを必死で訴えかけるシエロの叫びや、ジュゼッペの名を呼びながら必死に走るペチカ、最後にはペチカへの一途な気持ちを大声で叫ぶジュゼッペが映し出される。

 本予告の前半はジュゼッペとペチカが出会った高揚感を表現した、佐野と上白石が歌う劇中歌「ファンファーレ~恋に浮かれて~」が使用され、後半には歌詞とアレンジがリライトされたAwesome City Clubが歌う主題歌「ファンファーレ」が使用されている。両楽曲を制作したAwesome City Clubのatagiは、「主題歌は全ての方への人生讃歌になればという想いで作らせていただきました」とコメントした。

 あわせて公開された本ビジュアルには、寂しげな表情を浮かべるペチカと、様々なものに“トリツカレた”ジュゼッペがペチカの笑顔のために奮闘する姿が描かれている。また、キャッチコピーには「きみの笑顔のためなら、なんだってできる」とジュゼッペの心境が表現されている。

 9月30日には、世界最速で本作が観られるプレミア上映会の開催が決定した。

コメント

柿澤勇人(シエロ役)

この度、自身初となるアニメーション映画の声を担当させていただきました。
右も左も分からない僕を手取り足取りサポートしてくださった温かいチームに感謝しています。
僕の演じたシエロは相棒であるジュゼッペの幸せを常に願い奔走するネズミくんです。
佐野さんの可愛くて天真爛漫なジュゼッペとのやり取りは今でも良い思い出です。
この作品は登場人物みんなが大切な誰かを想い、愛を注ぐ物語です。
きっと観終わった後には心が温かくなっていると思います。素晴らしい音楽と共に楽しんでいただけたら幸いです!

山本高広(ツイスト親分役)

ツイスト親分は、ギャングの親分っていうくらいなので、怖いイメージを持っていましたが、コミカルな面白い親分を演じられたんじゃないかと思います。「親分って言っておきながら、こんなにも人間味のある優しいおじさんなんだ。めちゃくちゃ面白いじゃん!」みたいなのを、皆さんに楽しんでいただければ。
実は親分も歌唱シーンがありまして、洋楽の、ロックな感じのツイスト効いている歌を、前半は少し怖い感じを残しつつ、歌も低めに歌って、後半ははっちゃけて歌いあげました。
この映画を通して、人に優しくしたくなる、優しい気持ちを思い出してくれたら嬉しいです。

川田紳司(サルサ親分役)

いただいた台本を読み進むうち、とても温かく優しさに溢れた物語に、すっかりトリツカレてしまいました。
『トリツカレ男』ジュゼッペの驚異的な行動力には本当に脱帽です。
ツイスト親分のライバルであるサルサ親分もまたエネルギッシュな漢なので、迫力満点のアクションシーンを全力体当たりで楽しく演じさせていただきました。
何かに夢中になることの大切さ、美しさ。
みなさん、ジュゼッペの起こす奇跡をぜひ劇場でご覧になってください。

水樹奈々(ペチカの母役)

喉の病気を患っていて、咳が止まらず、儚げなイメージがありますが、実はとてもファンキーなお母さん!
全ての台詞がとても個性的なので、伸び伸びと楽しみながら演じさせていただきました。
全力で人を想うピュアな気持ちに溢れた、心温まる作品になっていますので、ぜひご家族やお友達、大切な人と一緒に観ていただけたら嬉しいです!

森川智之(タタン役)

とても良いものが出来そうな感じがして、アフレコをしている段階で「思い入れのある作品」になっていました。私が演じたタタンは、包容力があって、大人の男性で、僕から見ても「ちょっと惚れちゃうな」っていうくらいとても素晴らしい方。彼の人間性だけでも涙腺が緩む感じ。優しい男です。
人との繋がり、絆を見せてくれる作品です。色んな世代の方が観ても楽しめるし、いつまでも見ていられる映画になるのではないかと思います。ぜひ大きなスクリーンで、ご覧ください!

atagi(主題歌担当/Awesome City Club)

完成した作品を拝見し、何十年も愛される温かく優しい作品だと感じました。
主題歌「ファンファーレ」は、作中のジュゼッペやペチカへ、というのはもちろん、全ての方への人生讃歌になればという想いで作らせて頂きました。
映画公開までのワクワクを、ぜひ私たちと一緒に楽しんでいただけると嬉しいです。

■イベント情報
『トリツカレ男』プレミア上映会
日時:9月30日(火)18:30~
場所: 都内
登壇者(予定):佐野晶哉(Aぇ! group)、上白石萌歌、柿澤勇人、Awesome City Club
※チケットの申し込み方法などの詳細は、後日発表。詳しくは、『トリツカレ男』公式サイト、SNSにて。

■公開情報
『トリツカレ男』
11月7日(金)全国公開
キャスト:佐野晶哉(ジュゼッペ役)、上白石萌歌(ペチカ役)、柿澤勇人(シエロ役)、山本高広(ツイスト親分役)、川田紳司(サルサ親分役)、水樹奈々(ペチカの母役)、森川智之(タタン役)
原作:いしいしんじ『トリツカレ男』(新潮文庫刊)
監督:髙橋渉
脚本:三浦直之
キャラクターデザイン:荒川眞嗣
音楽:atagi(Awesome City Club)
アニメーション制作:シンエイ動画
配給:バンダイナムコフィルムワークス
©2001 いしいしんじ/新潮社 ©2025映画「トリツカレ男」製作委員会
公式サイト:https://toritsukareotoko-movie.com/
公式X(旧Twitter):@toritsukare_mv
公式Instagram:@toritsukare_mv
公式TikTok:@toritsukare_mv

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