夏帆×竹内涼真『じゃあ、あんたが作ってみろよ』に青木柚ら ラランド サーヤが美容師役に

青木柚、サーヤら10月期TBS火曜ドラマ出演へ

 夏帆と竹内涼真がW主演を務める10月期のTBS火曜ドラマ『じゃあ、あんたが作ってみろよ』に青木柚、前原瑞樹、杏花、サーヤ(ラランド)、楽駆が出演することが発表された。

 本作は、第26回手塚治虫文化賞・新生賞受賞の受賞歴を持つ谷口菜津子による同名漫画を原作としたロマンスコメディ。恋人のために手の込んだ料理を作り、“恋人ファースト”な彼女を演じてきたゆえに、次第に自分を見失ってしまった山岸鮎美(夏帆)と、令和の時代には少し珍しい「料理は女が作って当たり前!」と思っている亭主関白思考な海老原勝男(竹内涼真)は、大学時代から交際し、同棲にも慣れ、順調に思えていたが、プロポーズ直後に別れてしまう。「料理を作る」というきっかけを通じて、“当たり前”と思っていたものを見つめ直し成長していく、2人の再生を描く。

 青木が演じるのは、勝男と別れたばかりの鮎美の前に現れる酒屋の店員で、勝男のライバルとなるミナト。“勝男ファースト”ゆえ自分の好きなものから遠ざかっていた鮎美。そんな鮎美にミナトが新しいお酒の世界を教えるうちに、2人は次第に距離を縮めていくことに。好きなことに実直でストレートに気持ちを伝える真っ直ぐな性格のミナトだが、恋愛においては一筋縄ではいかない一面がありそうで……。

 青木は2024年に放送された『笑うマトリョーシカ』(TBS系)で、櫻井翔演じる若き人気政治家の学生時代を演じた。青木は自身が演じるミナトについて、「“今時の若者”といえばそうなのですが、その奥にあるミナトの在り方や揺らぎを一緒に見つめていけたら良いなと思っています」とコメント。

 前原が演じるのは、料理上手な勝男の後輩社員の白崎ルイ。白崎は料理好きで、同棲中の彼女の家でも料理全般を担っている。「料理は女がするもの」と信じて疑わない勝男を冷ややかな目で見ているが、なんだかんだ放ってはおけない優しく面倒見の良い人物で、勝男の良き理解者だ。鮎美との別れを機に、彼女の気持ちを理解しようと料理に奮闘する勝男の姿に心を動かされ、料理の楽しさや工夫を教えることで勝男を支えていくことに。

 前原は、2024年に放送された『海に眠るダイヤモンド』(TBS系)で、杉咲花演じるヒロインの夫で、食堂の若手料理人を演じた。TBSのGP帯ドラマへのレギュラー出演は本作が初となる。前原は、「面白くて優しくて、なのに真っ向から社会と戦っている、そんな作品になると信じて日々撮影に挑んでおります」と意気込みを語った。

 杏花が演じるのは、勝男の後輩で入社2年目の女性社員・南川あみな。今どきの若者であるあみなは、昭和の価値観を持つ勝男に嫌悪感を抱いており、歯に衣着せぬ物言いで鋭い指摘をし、勝男に新たな気づきを与える存在だ。自信満々だった勝男が鮎美にフラれて自信を失い、本音をさらけ出す姿に同情して話を聞くうち、良き相談相手となっていく。

 『表参道高校合唱部!』(TBS系)以来、10年ぶりのGP帯TBSドラマ出演となる杏花は、「これまで演じたことのない役柄に、最初はうまく掴めず迷い悩む日もありましたが、今では南川あみなを演じる事が心から楽しく、かけがえのない日々です」と明かした。

 ラランドのサーヤが演じるのは、鮎美が自分を探すきっかけとなる美容師の吉井渚。鮎美を偶然担当したことをきっかけに急速に仲を深めていく。自分の好きなことに実直で、他人に左右されずに自由に生きる渚。渚の生き方は、自分を見失っていた鮎美に強烈なインパクトを与え、鮎美の小さかった世界を広げていく重要な存在となっていく。

 本作がTBSドラマ初出演となるサーヤは、自身が演じる渚について「暗さを知っている明るさが愛おしいです。日常生活で渚を降ろすと心が楽になります。皆さんもドラマを観ながら渚を吸収してみてください♡」とコメント。

 楽駆が演じるのは、渚の夫で情報通のバーテンダー・吉井太平。天真爛漫で自由な渚と比べ、大人の余裕と落ち着いた雰囲気を持つ太平は、我が道を行く渚を大きな心で包み込む仏のような夫。勝男と別れて渚のもとに突然押しかけた鮎美のことも、居候として快く迎え入れる。職業柄、店に出入りする人たちのあらゆる秘密に精通しており、鮎美と急接近するミナトのことも知っているようだが……。

 GP帯のTBSドラマへのレギュラー出演は今回が初となる楽駆は、「相手を変えることよりまず自分が変わることの大切さを説教臭くなく伝える、彩りのある作品になっていると思います」と本作の魅力を語った。

コメント

青木柚(ミナト役)

ミナト役の青木柚です。
演じる自分自身、とびきりマイペースなミナトに引っ張られながら、新鮮に楽しく撮影しております! “今時の若者”といえばそうなのですが、その奥にあるミナトの在り方や揺らぎを一緒に見つめていけたら良いなと思っています。変わっていくことに鈍感になったり、足踏みしてしまう気持ちが分かるからこそ、どの登場人物も応援したくなります。人間味たっぷりの世界を描いた谷口先生の作品に、このような形で携われてとても嬉しいです。素敵な火曜日を届けられますよう!

前原瑞樹(白崎ルイ役)

とっても素敵な原作をドラマ化するということで、その世界の一員になれることが本当に嬉しく、同時に身の引き締まる思いです。面白くて優しくて、なのに真っ向から社会と戦っている、そんな作品になると信じて日々撮影に挑んでおります。
僕が演じる白崎は、竹内くん演じる勝男の後輩ながら、勝男の成長を見守り応援する(時々愚痴りながら)、ドラマを見てくださる皆さんにも近い存在かと思います。勝男のことをみんなであーだこーだ言いながら、いつの間にか自分ごとのように突き刺さってしまう、そんな日が待ち遠しいです。猛暑の中での撮影が続きますが、みんなで支え合って頑張ります!  お楽しみに!!

杏花(南川あみな役)

この作品に出会えたことは、私にとって奇跡のような出来事でした。これまで演じたことのない役柄に、最初はうまく掴めず迷い悩む日もありましたが、今では南川あみなを演じる事が心から楽しく、かけがえのない日々です。
さまざまな想いが折り重なるこの物語の中で、彼女を最後まで精一杯、生き抜きたいと思っています。
皆さんの毎日にそっと寄り添えますように。どうぞ楽しみにお待ちください。

サーヤ(ラランド)(吉井渚役)

「じゃああんたが作ってみろよ」と、相方に対していつも思っています。ネタを作って台本を渡しても、笑わないし感謝が弱い。その割には注文も多い。彼はまさに勝男でした。今回オファーを頂いた時、彼の実写なんじゃないかと不安でしたが主演が竹内涼真さんで大変安心しました。渚は、自分が何をしたいかを理解していて素直に動けるラブリーな性格です。夏帆さんが演じるおしとやかな鮎美と対極なようで、ピースがハマる瞬間がある。暗さを知っている明るさが愛おしいです。日常生活で渚を降ろすと心が楽になります。皆さんもドラマを観ながら渚を吸収してみてください♡
P.S.
絶対に相方は友情出演させません。

楽駆(吉井太平役)

この作品に関われていることの尊さを日々実感しています。ありがとうございます。タイトルに惹かれ、原作、脚本を拝読し、何事も批評するだけなら簡単だと思っていて、じゃああんたが。と思っている人々は沢山いると思っています。誰かと深く生きていく上で、人は段々と鏡のように自分と同じ人間を求めるようになり、そこでの相違が不協和音になっていくように思ったりします。この作品は、キャラクターが料理と相手を通して自分を見つめ直して、人それぞれという言葉で纏めるのは簡単ですが、自分が何が嫌いで何が好きで、実は何で満たされていたのかに気付いていく物語です。時代の変化により男女の価値観は大きく変わり、相手を変えることよりまず自分が変わることの大切さを説教臭くなく伝える、彩りのある作品になっていると思います。谷口先生の大切な原作をスタッフ、キャストの方々と丁寧に紡いでいますので、楽しみにして頂けたら幸いです。

■放送情報
火曜ドラマ『じゃあ、あんたが作ってみろよ』
TBS系にて、10月スタート 毎週火曜22:00〜22:57放送
出演:夏帆、竹内涼真、中条あやみ、青木柚、前原瑞樹、サーヤ(ラランド)、楽駆、杏花
原作:谷口菜津子『じゃあ、あんたが作ってみろよ』(ぶんか社『comicタント』連載)
脚本:安藤奎
演出:伊東祥宏、福田亮介、尾本克宏
プロデューサー:杉田彩佳、丸山いづみ
編成:関川友理
制作:TBSスパークル、TBS
©TBS
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/antaga_tbs/
公式X(旧Twitter):@antaga_tbs
公式 Instagram:antaga_tbs
公式TikTok:@antaga_tbs

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