ミゲル・ゴメス新作『グランドツアー』10月10日公開 野村訓市ナレーションの予告編も

第77回カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞したミゲル・ゴメス監督作『Grand Tour(原題)』が、『グランドツアー』の邦題で10月10日よりTOHOシネマズ シャンテ、Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下ほかで全国公開されることが決定した。
ゴメス監督がコロナ禍を乗り越え4年の制作期間をかけて完成させた本作は、サマセット・モームが1930年に発表した『パーラーの紳士』からインスピレーションを得て、監督自身もグランドツアーを体験してから脚本に着手した作品。ミャンマー、シンガポール、タイ、ベトナム、フィリピン、日本、中国のアジア7カ国でロケが敢行された。
『ブンミおじさんの森』『君の名前で僕を呼んで』『チャレンジャーズ』などのサヨムプー・ムックディプロームが撮影を手がけ、日本側のプロデューサーには『コンプリシティ/優しい共犯』『大いなる不在』の近浦啓監督らが参加。キャストには、ゴンサロ・ワディントン、クリスティーナ・アルファイアテ、クラウディオ・ダ・シルヴァ、ラン=ケー・トランらが名を連ねた。
1918年、ビルマのラングーン。大英帝国の公務員エドワード(ゴンサロ・ワディントン)と結婚するために婚約者モリー(クリスティーナ・アルファイアテ)は現地を訪れるが、エドワードはモリーが到着する直前に姿を消してしまう。逃げる男と追う女の、ロマンティックでコミカルでメランコリックなアジアを巡る大旅行の行方は。
あわせて日本版ポスタービジュアルと予告編も公開。日本版ポスタービジュアルには、「逃げる男 追う女」というキャッチコピーが添えられ、イタチごっこを繰り広げるエドワードと婚約者モリーが中央に大きく捉えられている。また、2人を囲むように、中国の上海タワーやシンガポールのラッフルズ・ホテル、日本の道頓堀など、アジア各国の名所が切り取られている。
幻想的な“グランドツアー”の様子が映し出された予告編ものナレーションは、エディター、ライターなど多方面で活躍し、ラジオ番組でナビゲーターも務める野村訓市が担当した。
また、モリーから逃げる道中で列車の脱輪事故に遭ったり、日本でスパイの嫌疑をかけられるエドワードの姿や、諦めずに彼を追いかけるモリー、そして彼女がベトナムで出会う地元の娘ゴック(ラン=ケー・トラン)と交流を深めていく姿などを切り取った場面写真も公開された。
また、Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下では、『グランドツアー』の公開を記念して特集上映「ミゲル・ゴメス アーリーワークス」を開催。8月22日から9月4日の期間、ゴメスの監督デビュー作『自分に見合った顔』やその才能を世界に知らしめた『私たちの好きな八月』の2作が上映される。
■公開情報
『グランドツアー』
10月10日(金)TOHOシネマズ シャンテ、Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下ほか全国公開
出演:ゴンサロ・ワディントン、クリスティーナ・アルファイアテ、クラウディオ・ダ・シルヴァ、ラン=ケー・トラン
監督:ミゲル・ゴメス
撮影:ルイ・ポサス、サヨムプー・ムックディプローム、グオ・リャン
後援:ポルトガル大使館
提供:シネマライズ、ミモザフィルムズ
配給:ミモザフィルムズ
2024年/ポルトガル・イタリア・フランス・ドイツ・日本・中国/ポルトガル語、中国語、タイ語、フランス語、ビルマ語、ベトナム語、フィリピン語、日本語/129分/カラー・モノクロ/1.66:1/5.1ch/原題:Grand Tour/字幕:齋藤敦子/字幕監修:木下眞穂
©2024 – Uma Pedra No Sapato – Vivo film – Shellac Sud – Cinéma Defacto
公式サイト:https://mimosafilms.com/grandtour/






































