フランスで約100万人動員のヒットを記録 青春映画『ホーリー・カウ』10月10日公開決定

第77回カンヌ国際映画祭ある視点部門でユース賞を受賞した映画『Holy Cow(英題)』が、『ホーリー・カウ』の邦題で10月10日よりヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて全国順次公開されることが決定した。
本作は、「フランスで最も愛されるチーズ」とも言われるコンテチーズの生産地・ジュラ地方を舞台に、若者たちの日常を鮮やかに描いた青春譚。無軌道に日々を過ごしていた18歳のトトンヌが、チーズ職人だった父の死をきっかけに、幼い妹と生きていくため、チーズ作りで賞金を得ようと奮闘する姿を描く。
監督を務めたのは、ジュラ地方の農家に育ち、リヨンの映画学校「La CineFabrique」で学んだルイーズ・クルヴォワジエ。卒業制作がカンヌの若手育成部門「シネフォンダシオン」でグランプリを受賞し、本作で第77回カンヌ国際映画祭ある視点部門のユース賞を受賞した。その後もジャン・ヴィゴ賞、セザール賞・最優秀新人監督賞を受賞している。フランスでは約100万人動員のサプライズヒットを記録した。
キャストは全員が演技経験ゼロの“素人”。ジュラ地方でのオープンキャスティングを行い、農業見本市やモトクロス会場、ストックカーレースなどを巡りながら声をかけたという。荒波のように押し寄せる現実と不確かな未来、打算とロマンスの狭間で揺れるトトンヌの不器用で輝かしい日々と、美しいだけでない農村の暮らしがスクリーンに映し出される。
あわせて予告編とメインビジュアルが公開。予告編は、「HOLY COW(ホーリー・カウ)」というタイトルの意味を伝える「“マジかよ!”“ウソだろ!”といった驚きを表す言葉」というテロップからスタート。慣れない仕事や隣村の若者との衝突、芽生える恋と押し寄せる現実……「ホーリー・カウ!」と叫びたくなるような状況が次々に展開される。
メインビジュアルには、ジュラの美しい自然と放牧された牛たちを背景に、主人公トトンヌと、農場を一人で切り盛りするマリー=リーズがキスを交わす印象的な場面が使用されている。

■公開情報
『ホーリー・カウ』
10月10日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル池袋ほか全国順次公開
出演:クレマン・ファヴォー 、ルナ・ガレ、マティス・ベルナール、ディミトリ・ボードリ、マイウェン・バルテレミ、アルマン・サンセ・リシャール、リュカ・マリリエ、イザベル・クラジョー
監督:ルイーズ・クルヴォワジエ
脚本:ルイーズ・クルヴォワジエ、テオ・アバディ
提供:キングレコード
配給:ALFAZBET
後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ
2024/フランス/92分/フランス語/カラー/2.39 : 1/5.1ch/日本語字幕:橋本裕充
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