『誘拐の日』安達祐実が明かした“家族の真実” 凛の頭脳を狙う水原博士の陰謀が動き出す

一方、警察側でも事件の全貌が少しずつ明らかになっていく。須之内らは七瀬家の防犯カメラが事件直前に撤去されていたことに注目する。警備会社の松田真明(春海四方)によれば、撤去を命じたのはなんと凛の父・七瀬守(半田周平)本人で、録画データもすべて削除されたという。これほど都合の良い状況に、須之内の疑念は深まる。守が事件にどのように関与していたのか。偶然にしてはあまりにも計画的な撤去に思えるのだ。同時に警察が守院長の8月のシンガポール渡航計画を掴み、手配されていた航空券には凛、水原由紀子(内田有紀)の名前が。これが何を意味するのか。チケットを手配した弁護士・山崎(深澤辰哉)もまた、事件の中枢に近づいている存在のように映る。

警察が着実に事件の真実に近づいていくなかで、自首をほのめかす新庄に、凛は毅然とこう言い放つ。「私が信じられるのは政宗だけなの!」――だがその直後、凛の涙はまさかの演技だった。すべては、犯人を突き止めるための布石。ここにきて、彼女の天才的な頭脳が本領を発揮する。20カ国語を操り、量子力学まで習得し、最年少でMENSAに加入した少女。それが七瀬凛という存在なのだ。
しかしそんな彼女にも危機は迫る。再び現れた鮫洲により、凛は連れ去られてしまう。命がけで凛を守ろうと立ち向かう新庄の「俺がちゃんと守るからな」という言葉は、もはや誘拐犯のそれではない。嘘と秘密の果てに、ようやく育まれた信頼。それはもしかすると、奇妙な逃避行の中でしか生まれ得なかった“本物のバディ”なのかもしれない。どれだけ計算高くても、どれだけ過去に傷を負っていても、2人が一緒にいる理由に嘘はない。

目を覚ました新庄の前にあったのは、機械に繋がれた凛、水原博士、そして再び現れた鮫洲の姿だった。水原が狙っているのは、凛の命ではなく、そのずば抜けた頭脳。もはや“誘拐事件”の枠を超えた陰謀が浮かび上がってきた。凛の運命はどうなってしまうのか。
韓国のスタジオ・ASTORYが2023年に製作した連続ドラマを原作としたヒューマンミステリー。心やさしきマヌケな誘拐犯と記憶喪失の天才少女が異色タッグを結成し、次々と襲いかかる危機を乗りこえながら犯人捜し&逃亡劇を繰り広げる。
■放送情報
『誘拐の日』
テレビ朝日系にて、毎週金曜21:00〜21:54放送
出演:斎藤工、永尾柚乃、深澤辰哉、江口洋介、内田有紀、安達祐実、鈴木浩介、長谷川初範、望海風斗、佐藤寛太
原作:『誘拐の日』©ASTORY & KT Studiogenie/脚本 キム・ジェヨン
脚本:丑尾健太郎
監督:深川栄洋、片山修
音楽:長岡成貢
主題歌:yama「us」
ゼネラルプロデューサー:大江達樹(テレビ朝日)
プロデューサー:峰島あゆみ(テレビ朝日)、菊池誠(アズバーズ)
制作協力:アズバーズ
©︎テレビ朝日
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