『初恋DOGs』で光るナ・イヌの大型犬系男子っぷり 『私の夫と結婚して』とのギャップも

『初恋DOGs』では“大型犬系男子”に
そんなナ・イヌが、『初恋DOGs』では一転、“犬系男子”のキャラクターを演じている。奇しくも『私の夫と結婚して』と同じく「財閥三世」という設定だが、クールなジヒョクとは対照的に、本作でのウ・ソハは笑顔のまぶしい好青年だ。

ナ・イヌの高身長と整った顔立ち、そして好意をまっすぐに表現する素直さは、人懐っこい大型犬のイメージと合致する。『私の夫と結婚して』でも垣間見せたように、彼には相手の心を自然に開かせる不思議な柔らかさがあり、どれだけ距離を取ろうとしても、気づけばその存在に癒やされ、心を許してしまう。まさに「気づけば隣にいる」タイプの人物である。
さらに、日本のドラマ初出演ながら、日本語のセリフ回しにほとんど違和感がない点も特筆に値する。ネイティブではないからこそ感じられる“丁寧さ”がその語り口ににじみ出ており、それがソハの誠実で真面目な性格と重なって、観る者に安心感を与えてくれる。

注目すべきは、ナ・イヌが演じるソハが、“愛されキャラ”に収まりきらない多面性を持っている点だ。笑顔がチャームポイントの彼だが、実家からの電話には険しい表情も見せる。ソハは、その優しさゆえに一族内では浮いているようだ。ただ優しく人懐っこいだけでない、ふとした瞬間に垣間見える“影”も彼の魅力を後押ししている。
『初恋DOGs』におけるソハという役柄は、おそらくナ・イヌ本人のキャラクターにも近い部分があるのだろう。だからこそ作為を感じさせない自然な魅力が画面に宿る。韓国ドラマで磨かれた濃密な感情表現と、日本のドラマに求められるさりげないリアリズム。その両方に対応できる柔軟性を持つ俳優、それがナ・イヌだ。
清原果耶×成田凌×ナ・イヌの三角関係の行方は?
恋に奥手な登場人物がそろった『初恋DOGs』は、“ラブストーリー”と銘打たれてはいるものの、なかなか恋が進展しないじれったさも魅力の一つ。清原果耶演じる愛子は、成田凌演じる獣医・白崎快に惹かれているようだが、ソハのことを「チング(友達)」と呼び、心を開いている様子も見せる。
一方の快も、愛犬をめぐってソハと衝突したことがあったものの、彼の人柄を理解し始め、なりゆきで同居まですることに。3人の奇妙な三角関係にムズムズさせられていたが、第4話ではいよいよ恋の展開に大きな動きがありそうだ。

愛子と快の人生に突如現れた“異物”であるソハは、2人にどんな変化をもたらすのか。『私の夫と結婚して』では見せなかった、“大型犬系男子”としてのナ・イヌの新たな魅力に注目しながら、彼らの行く末を見守りたい。
TBSドラマチームと韓国の制作会社STUDIO DRAGONが初の共同制作を務める、愛犬同士の一目ぼれから始まるラブストーリー。離婚訴訟を専門に手掛ける敏腕弁護士・愛子、獣医・白崎快、韓国からやって来た御曹司ウ・ソハの奇妙な三角関係が描かれる。
■放送情報
火曜ドラマ『初恋DOGs』
TBS系にて、毎週火曜22:00〜22:57放送
出演:清原果耶、成田凌、ナ・イヌ、萩原利久、宮澤エマ、なだぎ武、野呂佳代、永瀬莉子、NOA、円井わん、坂井真紀、深田恭子、岸谷五朗
原案:『DOG한 로맨스』(Studio TooN・LINEマンガ連載中)
脚本:金子ありさ
演出:岡本伸吾、ノ・ヨンソプ、伊東祥宏
プロデューサー:宮﨑真佐子、荒木沙耶、車賢智
協力プロデューサー:キム・ギョレ
共同制作:STUDIO DRAGON
©TBS
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/hatsukoi_DOGs_tbs/
公式X(旧Twitter):@hatsukoi_dogs
公式 Instagram:hatsukoi_dogs
公式TikTok:@hatsukoi_dogs























