ユーモラスなベニチオ・デル・トロの姿が 『ザ・ザ・コルダのフェニキア計画』本予告公開

9月19日に公開されるウェス・アンダーソン監督作『ザ・ザ・コルダのフェニキア計画』の本予告とポスタービジュアルが公開された。
『グランド・ブダペスト・ホテル』『アステロイド・シティ』などのアンダーソン監督最新作となる本作は、『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』にも出演したベニチオ・デル・トロを主演に迎えたブラックコメディ。第78回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、アメリカでの先行公開では劇場あたり平均9万5,000ドル(約1,355万円)と、2025年の限定公開作でトップの館アベレージを記録。その後の拡大公開で興行収入ランキングベスト10入りも果たした。
ケイト・ウィンスレットの娘であるミア・スレアプレトンがアンダーソン監督作品初参加を果たしたほか、『バービー』のマイケル・セラ、『サウンド・オブ・メタル 〜聞こえるということ〜』のリズ・アーメッドらがキャストに名を連ねている。さらに、トム・ハンクス、スカーレット・ヨハンソン、ブライアン・クランストン、マチュー・アマルリック、ジェフリー・ライト、ルパート・フレンド、ホープ・デイヴィスらアンダーソン監督作品常連俳優が集結。また、物語の重要なカギを握る人物をベネディクト・カンバーバッチが演じている。
公開された本予告では、ヨーロッパ屈指の富豪、ザ・ザ・コルダ(ベニチオ・デル・トロ)がさまざまなシーンで命を狙われ、絶体絶命の危機に何度もさらされながらもなんとか生き延びる様子が描かれる。命の危機を感じたザ・ザは、全財産をかけたフェニキア全土の開発計画「フェニキア計画」を実現させるため、疎遠だった修道女の娘リーズル(ミア・スレアプレトン)を後継者に指名、家庭教師のビョルン(マイケル・セラ)も連れた3人でフェニキア全土を横断する資金集めの旅に出る。ザ・ザの失脚や暗殺を狙う敵たちがあふれかえるなかでの旅路は実にスリリング。ザ・ザ一行がめぐる出資者として、鉄道王リーランド(トム・ハンクス)、ザ・ザの“はとこ”ヒルダ(スカーレット・ヨハンソン)らも登場する。
そして、物語のカギを握るのは、ザ・ザの異母兄弟ヌバルおじさん(ベネディクト・カンバーバッチ)。映像には、ザ・ザとヌバルおじさんの決死のバトルシーンも。身内にまでも命を狙われる状況に「こんなに嫌われてるの?」とつぶやくザ・ザは、気の毒だがどこかユーモラス。終盤には、リーズルがザ・ザを気遣うように手を添えるシーンが映し出され、長い旅の途中で変わっていく父娘の関係が垣間見える。
さらに、バスタイムを楽しんでいるようなザ・ザの姿を捉えた日本版ポスタービジュアルも公開。ポスターには「資金と父娘の“ギャップ”、ただいま修復中。」というコピーが添えられている。
また、本作のムビチケカードが 7月18日より販売されることも決定。特典として数量限定で本作の撮影で使用された35mmフィルムをイメージし、場面写真をデザインした「特製 35mm フィルム風しおり」がついてくる。


■公開情報
『ザ・ザ・コルダのフェニキア計画』
9月19日(金)より、TOHOシネマズ シャンテ、渋谷ホワイトシネクイントほか全国公開
出演:ベニチオ・デル・トロ、ミア・スレアプレトン、マイケル・セラ、リズ・アーメッド、トム・ハンクス、ブライアン・クランストン、マチュー・アマルリック、リチャード・アイオアディ、ジェフリー・ライト、スカーレット・ヨハンソン、ベネディクト・カンバーバッチ、ルパート・フレンド、ホープ・デイビス
監督、脚本:ウェス・アンダーソン
原案:ウェス・アンダーソン、ロマン・コッポラ
製作:ウェス・アンダーソン、スティーブン・レイルズ、ジェレミー・ドーソン、ジョン・ピート
製作総指揮:ヘニング・モルフェンター
配給:パルコ ユニバーサル映画
2025年/アメリカ・ドイツ/カラー/シネスコ/5.1ch/102分/英語
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