ロバート秋山竜次の『笑ゥせぇるすまん』喪黒福造に期待しかない “芸人”役者としての矜持

テレビ東京が制作し、7月18日よりPrime Videoにて独占配信されるドラマ『笑ゥせぇるすまん』で、ロバートの秋山竜次が喪黒福造役を務めることが発表された。
実写ドラマ『笑ゥせぇるすまん』喪黒福造役はロバート 秋山竜次 メインビジュアル&予告も
7月18日よりPrime Videoで独占配信される実写ドラマ『笑ゥせぇるすまん』の主演をロバートの秋山竜次が務めることが決定し…原作である藤子不二雄Ⓐの漫画『笑ゥせぇるすまん』は、黒いスーツ姿の謎のセールスマン・喪黒が悩める人々の“ココロのスキマ”を埋めていくオムニバス形式の物語だ。これまでにも、アニメ化、実写化、舞台化などがされているが、今回は、宮藤官九郎、マギー、細川徹、岩崎う大(かもめんたる)と、4人の実力派が脚本を担当。キャスト発表前から、SNS上で喪黒役を演じる俳優の予想が飛び交うなど、注目度の高さが伺えていた。
そして遂に発表された喪黒役は、近年俳優としても活躍が目覚ましい秋山竜次。独特のシルエットといい、声といい、黒光りする肌色といい、なんといっても、あのギョロリとしたタレ目が漫画にそっくりだ。「今実写化するなら、秋山しかない!」と、思わず膝を打つほど、適役だと感じる。
秋山は、幼なじみの馬場裕之と山本博とで結成したお笑いトリオ・ロバートのボケ担当として1998年にデビュー。バラエティ番組『はねるのトびら』(フジテレビ系)で様々なクセの強いキャラクターを発案、演じることで注目され、ブレイクした。
その「変人ぶり」と「クリエイティブなキャラ」を進化させたのが、秋山による企画『ロバート秋山のクリエイターズ・ファイル』だ。もともとはフリーマガジン『honto+』誌上で、なんでもやっていいと言われて始まったというもので、「初期はなんの反応もなかった」らしい(※1)。しかし、連載して1年ほど経った頃、「秋山に似たウェディングプランナーが(リアルに)いる」と話題になり記事になったことで、SNSから火がついた。2020年からは『月刊ザテレビジョン』(KADOKAWA)に連載を移し、YouTubeチャンネルも同時に開設、現在も更新している。
ロバート秋山竜次、ドランクドラゴン塚地武雅 唯一無二の武器でドラマを牽引する芸人たち
ドラマや映画を観ていると、芸人がキャストの1人として名を連ねており、重要な役を担っていることが多い。そんな芸人たちはそれぞれ「◯…最も有名になったであろうキャラクターは、ファッションデザイナー・総合演出家のYOKO FUCHIGAMIではないだろうか。架空の「モード界の重鎮」で、口癖や語り口のクセが強烈。絶対にどこかにいると思えるリアリティのある人物から、あり得ないファッション格言が次々と出てくるシュールな笑いにハマった人も多いだろう。『クリエイターズ・ファイル』には女性キャラも多いのだが、体格のいい秋山が演じているのに全く違和感がなく、あまりにも“いそう”な風貌にも、毎回驚かされる。























