『オク氏夫人伝』で百想芸術大賞新人賞を受賞 『広場』でも注目チュ・ヨンウのすべて

『広場』配信前に知りたいチュ・ヨンウの全て

 Netflixにて6月6日からオリジナルシリーズ『広場』が配信される。ソ・ジソブ、イ・ジュニョク、ホ・ジュノら実力派俳優たちが集まっているが、その中でもひと際輝きを放っているのがチュ・ヨンウだ。

 彼は2024年末から怒涛の出演ラッシュを迎えており、韓ドラファンであれば必ず彼の演技を見たことがあるはずだ。先日日本で開催されたASIA STAR ENTERTAINER AWARDS 2025で2つの賞を受賞し、第61回百想芸術大賞では『オク氏夫人伝 -偽りの身分 真実の人生-』(以下、『オク氏夫人伝』)での演技が好評を得て、新人賞に輝いたことも記憶に新しい。

『オク氏夫人伝』を大成功に導いたイム・ジヨン “痛快なしぶとさ”が独自の魅力に

2024年11月にJTBC系列(日本ではU-NEXT配信)でスタートして以来、好評を博していた『オク氏夫人伝 -偽りの身分 真実…

 『オク氏夫人伝』でチュ・ヨンウは、家族からは煙たがられ、芸人として旅をすることになるチョン・スンフィを好演した。奴婢出身で、偶然の事故から身分を偽って両班の娘として生きていくクドク/オク・テヨン(イム・ジヨン)に恋をする役柄だ。また、クドクと結婚する県監の息子ソン・ユンギョム役も務め、似ても似つかない2役を見事に演じ切った。

『オク氏夫人伝 -偽りの身分 真実の人生-』©︎SLL Joongang Co.,Ltd all rights reserved. U-NEXTで独占配信中

 スンフィはクドクが奴婢の時代から恋心を抱いており、彼女がテヨンとして生きる理由は何なのか、何から逃げているのかを全て理解している。その上、自分の地位を投げ打ってまで、彼女を助けようとするのだ。その純粋な志とまっすぐな眼差しには惹きつけられるものがあった。一方でユンギョムはテヨンを愛して結婚したわけではないため、テヨンを見る眼差しには特別なものは感じられず、何を考えているのかもよくわからない。チュ・ヨンウの魅力は、その目にあるのだと感じることができるだろう。

 また、Netflixにて2025年1月に配信された『トラウマコード』では、チュ・ジフン演じる天才外科医ガンヒョクに戸惑いながらもついていこうとする新人ジェウォンを演じたチュ・ヨンウ。肛門外科の医師で、当直をしていた時にガンヒョクと知り合ったことから「肛門」というあだ名をつけられるコミカルな一面も。時にはガンヒョクに振り回されて戸惑い、時には真摯に患者と向き合う姿を見せる。その激しい感情の動きと連動するような、『オク氏夫人伝』で見せた顔つきとはまた異なる、自由自在な表情のバリエーションを見せた。

Netflixシリーズ『トラウマコード』独占配信中

 6月5日に26歳の誕生日を迎える彼は、2021年に『You make me Dance~紅縁<ホンヨン>』でデビュー。『警察授業』や『トキメク☆君との未来図』『オアシス ~君がいたから~』に出演してきたが、筆者が彼を認識したのは、わずかデビュー2年目で主演を務めた『田舎街ダイアリーズ』であった。

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