『映画クレヨンしんちゃん』最新作、主題歌はSaucy Dog 音源入り新予告&本ポスターも

8月8日に公開される『映画クレヨンしんちゃん』シリーズの32作目『映画クレヨンしんちゃん 超華麗!灼熱のカスカベダンサーズ』の主題歌をSaucy Dogが担当することが決定。あわせて主題歌入り新予告とポスタービジュアルが公開された。
2024年夏に公開された映画『映画クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記』がシリーズ最高興収を記録した『映画クレヨンしんちゃん』。最新作となる本作は、5千年という長い歴史を持ち、奥深く神秘的で多様性のある文化と、“楽しさ”と“活気”があふれる国、インドが舞台。豪快で斬新なダンスも印象的なインドで、しんのすけたちカスカベ防衛隊が、踊って踊って踊りまくる『映画クレヨンしんちゃん』シリーズ史上初のダンスエンターテインメントムービーとなっている。
監督を務めたのは、『新婚旅行ハリケーン〜失われたひろし〜』『もののけニンジャ珍風伝』など数々の『映画クレヨンしんちゃん』シリーズを生み出してきた橋本昌和。脚本は、橋本監督とともに数々の『映画クレヨンしんちゃん』シリーズの脚本を担当しているうえのきみこが手がけ、ゲスト声優として賀来賢人、バイきんぐの小峠英二と西村瑞樹が出演する。
本作の主題歌がSaucy Dogの書き下ろし新曲「スパイス」に決定。この楽曲は、夢や希望に満ちていた子どもの頃の“ワクワク”を忘れずに生きていくという想いが込められた、優しくも力強い一曲となっている。
さらに、名前が「しんちゃん」であるSaucy Dogボーカル・石原慎也は、子どもの頃から『クレヨンしんちゃん』が大好きだそうで、「小さかった頃、なんでもなかった日常がすごく楽しかったし、これからどんなことがあってもあのワクワクを忘れずに、生きていきたいという気持ちをもって『スパイス』を書きあげた」と明かした。
橋本監督からSaucy Dogには「感性に任せて」楽曲制作を依頼したと言う。橋本監督は「映画のエンディングで子供たちの物語が終わるのではなく、その先も続いていくような印象にしたい。クレヨンしんちゃんの物語はいつも“つづく”という感じで終わりたいと思っているので」という思いをSaucy Dogへ託した。そして出来上がった「スパイス」については「映画のテーマに寄り添うような歌詞と優しいメロディ。映画の余韻を深くて温かいものにしてくれる本当に素敵な楽曲」と太鼓判を押している。さらに、「楽曲を何度も繰り返し聴きながらイメージを膨らませて、映画のエンディングの絵を作りました。ぜひ映画館で、クレヨンしんちゃんの物語の余韻と一緒にこの楽曲に浸ってもらえれば」とコメントを寄せている。
公開された主題歌入り新予告は、豪華なステージ上で、マハラジャスタイルの衣装を身にまとい踊る“マハラジャボー”のダンスシーンからスタート。偶然、鼻の形に似たリュックサックから出ていた紙を鼻に刺してしまい、邪悪な力に導かれて暴君(ボーくん)に豹変してしまったボーちゃん。「わたしの何を知っている。鼻水はもう…流さない!」と強いまなざしをむけ、欲望をあらわにするボーちゃんの鼻水を、しんのすけたちは無事に取り戻すことができるのか?
また、スーパーエリート刑事のコンビ、カビール(山寺宏一)と、ディル(速水奨)が、思わず体が一緒に動いてしまいそうになるリズミカルなデュエットソングで、ダンスと歌とアクションを披露する姿や、最強の相棒を探すインドの大富豪ウルフ(賀来賢人)を相手に華麗なスピンを披露するボーちゃんの姿も描かれている。そこから一転、アリアーナ(瀬戸麻沙美)の「ボーちゃんらしいってなに?」というセリフがしんのすけたちカスカベ防衛隊の心に問いかけ、映像は締めくくられている。
あわせて、本ポスタービジュアルも公開。 「目覚めよ! インドパワー!」という言葉に呼応するかのように、インド風の衣装を身にまといジャンプするしんのすけ、インドの街並みで色とりどりの衣装で踊るカスカベ防衛隊や揃ってポーズを決める野原家が、個性あふれるポーズを決める様子が描かれている。一方で、鋭い目つきでスゴイキューブを手に紫のマントをたなびかせる暴君(ボーくん)となってしまったボーちゃんの姿も写し出されている。
コメント
石原慎也(Saucy Dog)(主題歌担当)

『クレヨンしんちゃん』は昔から大好きで映画も全部観ていますし、主題歌のオファーを受けた時は本当に嬉しくて、緊張や焦りもありましたが、自分たちの未来にもつながるような楽しくて前向きな曲を書きたいという気持ちでした。
僕たちが小さかった頃、どんなことにワクワクして、何に希望を持っていたのか、本作の絵コンテや台本を見させてもらった際に再確認しました。
何でもなかった日常がすごく楽しかったし、いろんなことが謎だらけで、それを解明していくワクワクさみたいなものを思い出して、これからもどんなに大変なことがあってもあのワクワクを忘れずに生きていきたいなという気持ちで「スパイス」を書き上げました。
橋本昌和(監督)
Saucy Dogさんと、本作について舞台がインドであること、ただしインド映画を作ろうとしているわけではなく、あくまでインドを舞台にした“クレヨンしんちゃん映画”だということなど、どんな物語で何を描こうとしているのかということを簡単にお話させてもらいました。
お話しする中で、Saucy Dogさんが『クレヨンしんちゃん』という作品をよく知ってくださっていることが分かったので、あまり具体的なリクエストはせず、映画のシナリオなどの資料を読んだ Saucy Dogさんの感性にお任せしてお願いしました。クレヨンしんちゃんの物語はいつも“つづく”という感じで終わりたいので、インドテイストの曲ではなくて大丈夫ですということと、映画のエンディングで子供達の物語が終わるのではなく、その先も続いていくような印象にしたいということくらいだったと思います。
出来上がった楽曲を聴いた際、映画のテーマに寄り添うような歌詞と優しいメロディで、映画の余韻を深くて温かいものにしてくれる本当に素敵な楽曲だと感じました。この楽曲を何度も繰り返し聴きながらイメージを膨らませて、映画のエンディングの絵を作りました。
ぜひ映画館で、『クレヨンしんちゃん』の物語の余韻と一緒にこの楽曲に浸ってもらえればと思います。
■公開情報
『映画クレヨンしんちゃん 超華麗!灼熱のカスカベダンサーズ』
8月8日(金)ロードショー
声の出演:小林由美子、ならはしみき、森川智之、こおろぎさとみほか
声の特別出演:賀来賢人、バイきんぐ
原作:臼井儀人(らくだ社)/『まんがクレヨンしんちゃん.com (https://manga-shinchan.com)』(双葉社)連載中/テレビ朝日系列で放送中
監督:橋本昌和
脚本:うえのきみこ
主題歌:Saucy Dog「スパイス」(A-Sketch)
配給:東宝
©臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 2025
公式サイト:https://www.shinchan-movie.com/
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