『ラストマイル』Blu-ray&DVDの豪華特典映像を解説 満島ひかりや岡田将生の貴重な裏話も

『ラストマイル』Blu-ray&DVDの特典を解説

 2024年、興行収入59.6億円を記録した大ヒット映画『ラストマイル』のBlu-ray&DVD通常版と豪華版、数量限定のリミテッドエディションが4月25日に発売される。

 本作は、世界規模のショッピングサイト・DAILY FASTの日本支社・西武蔵野LC(ロジスティクスセンター)から配送された段ボール箱に爆発物が仕掛けられた連続爆破事件の収拾に、関東センターのセンター長・舟渡エレナ(満島ひかり)と部下の梨本孔(岡田将生)が挑むノンストップ・サスペンスエンターテインメントだ。

 監督は塚原あゆ子、脚本は野木亜紀子、主題歌は米津玄師、プロデューサーは新井順子。2018年に法医学ミステリードラマ『アンナチュラル』(TBS系)、2020年に刑事ドラマ『MIU404』(TBS系)を手掛けたチームが贈る。今回の『ラストマイル』はこの2作と繋がるシェアード・ユニバース・ムービーとなっており、『アンナチュラル』のUDIラボ(不自然死究明研究所)と『MIU404』の4機捜(第4機動捜査隊)の人々が映画に登場することも大きな話題となった。

 今回のソフト化にあたり本編映像のほかにも、豪華特典映像が多数収録されている。

 まずメイキング映像だが、「ラストマイル」編と「MIU404」編と「アンナチュラル」編の3つに分かれているのは、シェアード・ユニバース・ムービーならではだろう。

 『アンナチュラル』チームが再結集したのは6年ぶりで、三澄ミコトを演じた石原さとみは「同窓会みたいな感覚」だと語っている。撮影されたのは『ラストマイル』のシーンだが、舞台がUDIラボなので、メイキングだけ観ていると完全に『アンナチュラル』の空気になっているのが面白かった。

 一方、『MIU404』チームの現場も和気あいあいとしており、こちらも同窓会のような楽しさがある。綾野剛と星野源のクランクインの場面から始まるメイキングは、塚原監督が「全体的にテンションとテンポをもう少し上げで、余計なことたくさんやってください」と演出しているのが『MIU404』らしいと思った。伊吹藍(綾野剛)と志摩一未(星野源)はバディ感がより強まっており、ドラマ終了後も2人が共に捜査を繰り広げていたであろう時間を踏まえて演じているのが伝わってきた。

 2人のほかにも麻生久美子や橋本じゅんといった『MIU404』の出演者が多数登場。『アンナチュラル』の久部六郎(窪田正孝)が『MIU404』チームと交差する貴重なシーンの撮影の様子も収められている。

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