清原果耶、佐野勇斗らの仲睦まじい様子も 『マイダイアリー』特典映像はファン必見の内容

『マイダイアリー』特典映像はファン必見

 『マイダイアリー』(ABCテレビ・テレビ朝日系)の脚本を担当した兵藤るりは、自身のnoteに「社会人1年目って、人生で一番人間関係が変わる時間だと思っていて。学生のときは当たり前のように集まっていたはずの仲間たちが、どんどん整理されていってしまう時間だなと思うんです。仲間という存在がどれだけ尊いのか。それを手放さないようにしてもらいたいからこそ、社会人5年目や10年目ではなく、1年目の優希が回想していく形式を取りました」と綴っていた。「現実にあんな優しい人たちはいません。だからある意味ファンタジーだと思っています。日常系ファンタジー」とも。

 たしかに、学生と社会人では友情を維持させていく難度が大きく異なる。学生時代はどれだけ喧嘩をしても、次の日には嫌でも顔を合わせるから、いつの間にか仲直りしていたり。間に入っておせっかいを焼いてくれる人たちもいた。でも、社会人になってからの友情はある程度の努力が必要だと思う。会うための口実を作らなければいけないし、会っている間はみんなが歩幅を合わせなければならない。だから、だいたいの友情はモラトリアムの終わりとともに終わってしまうものなのだが、『マイダイアリー』に登場する5人は、自分たちの出会いを“奇跡”だと呼び、その奇跡を継続させるための努力をしていた。それはきっと、それぞれが“現在”だけでなく、“過去”を振り返る時間を設けていたからだと思う。

 

 『マイダイアリー』はいつも、優希(清原果耶)の「わたしはふと、人生の日記を読み返したくなった」というナレーションから始まっていた。“現在”だけに目を向けると、どれだけ素敵な仲間だったとしても、「なんか話が合わなくなってきたなぁ」とか、「学生のころとは違うなぁ」とか思ってしまいがち。もちろん、それは生きている世界がだんだん変わっていくから仕方がない。でも、“過去”を振り返ることで、自分にとってその仲間たちがどれだけ尊い存在だったのかを再確認することができる。『マイダイアリー』を観ると、学生時代の大切な仲間たちに電話をかけたくなるのはわたしだけではないだろう。そして、その仲間たちと人生の日記の続きを書きたくなる。

 そんなふうに、仲間の尊さを教えてくれる『マイダイアリー』のBlu-ray&DVD-BOXが、4月9日に発売された。『マイダイアリー』全9話の映像はもちろん、メイキング&スペシャル座談会、制作発表会見の模様、見どころ紹介スペシャル、キャストのマイフォトダイアリー、一致団結チャレンジなど特典映像がたっぷり収録されており、ファン必見の内容となっている。特に、1時間超えのメイキング&スペシャル座談会は、キャスト陣の仲の良さが垣間見えてほっこりした。たとえば、仲良し5人組を演じた清原果耶、佐野勇斗、吉川愛、見上愛、望月歩は、仲を深めるためにニックネームをつけることにしたらしい。そのほかにも、撮影の合間に吉川がそれぞれの似顔絵を描いたり、猛暑のなかの“ある”差し入れに大歓喜をしたり……。仲睦まじい5人の姿が見られるので、ぜひメイキングをチェックしてみてほしい。

 また、スペシャル座談会では「注目して見てほしいマイベストシーンは?」「自分以外の役で演じてみたい役は?」「共演者の優しかったエピソードは?」「撮影開始時から一番印象が変わった共演者は?」と4つの質問に、5人が回答。そのなかで、清原がおすすめのパン情報を吉川と見上にメッセージで共有していることが明かされると、佐野が「俺らにはパン教えてくれないよね? グループの連絡網あるのに!」とちょっぴりふてくされる場面も。すると、清原が「申し訳ない。レディースグループもある」とバッサリ。「えっ、聞かなきゃ良かった」(佐野)、「ビックリだね!」(望月)、 「俺らもあるもんね! 2人のグループ」(佐野)、「個人や! それ!」(望月)という男子2人のテンポの良いやり取りを見ていると、なんだか学生時代が懐かしくなってくる。

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