『うちの会社の小さい先輩の話』で注目! 雪見みとが語る、役者としての軌跡と今後の展望

注目女優・雪見みとが語る今後の展望

「出演した作品で賞を取ってレッドカーペットを歩きたい」

 

ーーそもそも雪見さんがお芝居に興味を持ったきっかけは?

雪見:大学生の時に、被写体モデルとして活動を始めました。SNSのフォロワーが増えたのをきっかけに、学生さんが作る卒業制作の映画撮影などに声がかかって、挑戦する中で改めて興味を持ちました。改めてというのが、実は周りにその話をした時に、「小さい頃から女優さんになる!」って言ってたよと教えてもらいまして。自分でもちょっと忘れていたのですが、昔から憧れていた職業だったことを知りました。そして撮影現場で「みんなでものづくりをするのが好きだ」と気づいたんです。日頃カメラを持ち歩くぐらい写真は映るのも撮るのも好きなんですが、映像は表現の幅がもっと広がって楽しいなとも思いました。そんな時に今の芸能事務所からアプローチをもらって、商学部で税理士を目指して予備校にも通っていたんですけど、「挑戦したい!」と本能で決めました。

ーーすごい方向転換ですよね。親御さんはすんなり納得されたんですか?

雪見:せっかく受験も頑張って大学にも通わせてもらっていたのに申し訳ないなと思ったんですけど、モデルとして活動しているのを知っていたので、「いつかは言ってくるだろうな」と心の準備はしたみたいです。ほかの人と比べるとキャリアのスタートは遅いかもしれないけれど、そういった背景もあって、「寝る間も惜しんで頑張るぞ!」と卒業と同時に上京しました。

ーー上京してからの5年間を振り返ってみて、いかがですか?

雪見:まず東京に来た翌週に新型コロナウイルスが流行り始めて、すぐに緊急事態宣言が発令。そこから落ち込む気持ちもありつつ、準備をするタイミングなんだと切り替えました。まずは演技レッスンに通って地力をつける2年に入ります。あとは歯の矯正をしたりYouTubeを始めてみたり……。コロナ禍が明けてから、オーディションが増えてくるものの、全然受からなくて。本当に自分と向き合う5年間だったなと思います。

ーー憧れの女優さんはいますか?

雪見:戸田恵梨香さんは神戸出身というのもありますし、『DEATH NOTE デスノート』(2006年)を観たときの衝撃がやばすぎて。「こんなにかわいい人がいるんだ!」と思ったのを覚えています。シリアスからコメディまでこなせる演技力に憧れます。あとは木南晴夏さん。コメディですごく光っている印象があって。木南さんにしか出せない面白さがあるんですよね。わたしもパンが大好きなので、パン好き女優としても木南さんに続きたいなと思っています。最後に仲里依紗さん。もちろん、お芝居も好きなんですけど、人として憧れています。ファッションやライフスタイルも含めて、すべてがパワフルじゃないですか。「こういう生き方をしたい!」と思います。まさに、人間パワースポットですよね。表現者としてこの職業を頑張ってきた中で、心に何かを届けられるような影響力やパワーがある人になりたいなと思うようになりました。

ーー初の連続ドラマレギュラー出演から始まった2025年。情報解禁も多くありますね。

雪見:そうなんです。すごく嬉しい解禁が続いていて。ずっと落ちていたオーディションも、存在を知ってもらうことの意味があったんだなと。昨年あたりから作品にお声掛けいただくことが続いてきて、実際に現場でもお芝居を褒めてもらうことも増えてきたのですが、最近も1つ想像以上に高評価をいただけたオーディションがありまして。全員に見つけてもらうことは難しくても、この段階の雪見みとを見つけてくれる人たちと一緒に前に進んでいけるように、全力で向き合っていきたいです!

ーー最後に、今後やりたいお仕事やこれからの目標を教えてください。

雪見:とにかく映像でいろいろな役を演じたいです。小さい頃からピアノを習っていて、中学から大学までは吹奏楽部でテナーサックスをやっていたので、楽器を演奏する役がやりたいです! あとはイラストレイターやデザイナーなど描く人の役や、早川のようなギャップのある役はどんどん挑戦したいです。今回、ずっと目標だったドラマの相関図に載ることが叶いました。次、地上波放送のドラマの相関図に載るという目標を立てました。番宣でバラエティ番組に出ることも目標です。あとは最初に気づいた”みんなでつくるのが好き”という想いがあるので、出演した作品で賞を取ってレッドカーペットを歩きたいですね。

4月4日午後4:44公開のYouTubeドラマ『呪縛少女バギラちゃん』
5月2日公開の映画『6人ぼっち』
6月2日公開の映画『満天の星の下で』
日本・ラオス合作映画『虚空』が製作決定

■放送情報
『うちの会社の小さい先輩の話』
出演:十味、瀧澤翼、雪見みと、植村颯太、花柳のぞみ、山口森広、芦原優愛、鈴木拓(ドランクドラゴン)、鈴木康介
原作:斎創『うちの会社の小さい先輩の話』(竹書房刊)
脚本・監督:小村昌士、西口洸
音楽:坂本秀一
オープニング曲:#2i2「HATSUKOI JUICE」(KING RECORDS)
エンディング曲:雨宿り「メモリーズ」(KAMITSUBAKI STUDIO)
プロデューサー:長原竜也(BS松竹東急)、村崎冬季(BS松竹東急)、森永恭平(レプロエンタテインメント)、後藤和弘(isai)
製作著作:BS松竹東急、レプロエンタテインメント
制作協力:isai
©斎創/竹書房
©BS SHOCHIKU TOKYU Co.,Ltd. All rights reserved.

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