須賀健太、“名バイプレイヤー”としての現在地 香取慎吾との共演がもたらす新たな意義

この『日本一の最低男』は安田顕や橋本じゅんといったレギュラーメンバーだけでなく、各話のゲストにいたるまで、バイプレイヤーが勢揃いしている作品だ。人生のほとんどを俳優として過ごしてきた須賀もそんなひとり。映画にドラマに舞台にと、ジャンルレスにアクティブな活動を繰り広げている。
多くのファンを持つ「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』」で主演を務めていた経験のある須賀は、いまでは同プロジェクトの演出を手がける存在にまでなっている。エンターテインメント好きなら誰もが知る大人気コンテンツにして、一大プロジェクトである。演出家とは、作品に関わるすべての人々を導いていく存在だ。須賀がいかに信頼され、その才能が支持されているのかが分かるだろう。
須賀は2024年、上演時間が約5時間20分もある『三人吉三廓初買』という演劇作品で舞台に立っていた。誰もが驚き、慄くだろう。何せ5時間20分なのである。演出を手がけていたのは、2022年にも『血の婚礼』でタッグを組んだ杉原邦生。気鋭の演出家として知られる人物だ。須賀はともに舞台に立つ仲間たちとともに、このとんでもなく長い時間、魅せ続けた。彼らの身体表現にフォーカスしたラストシーンは、いまだに鮮明な記憶として残っている。こういった特異な経験を積み上げていく結果として、短い出番でも確実に最適解を出してみせる、そんなバイプレイヤーである現在の彼があるのだろう。
残りあと数話の『日本一の最低男』で再登場はないのだろうか。もしあるのならば、主演の香取との密な掛け合いの実現を願わずにはいられない。
“日本一の最低男”である主人公・大森一平が、家族を、社会を、そして日本を変えていくために奮闘する姿を描く完全オリジナル作品。
■放送情報
『日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった』
フジテレビ系にて、毎週木曜22:00~22:54放送
出演:香取慎吾、志尊淳、冨永愛、増田梨沙、千葉惣二朗、向里祐香、佐野玲於、橋本じゅん、安田顕ほか
脚本:政池洋佑、蛭田直美、おかざきさとこ、三浦駿斗
演出:及川拓郎ほか
プロデュース:北野拓ほか
主題歌:香取慎吾「Circus Funk(feat. Chevon)」(トイズファクトリー)
制作協力:テレパック
制作・著作:フジテレビ
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