テレンス・マリック監督『天国の日々』4K版の予告編 “バレンタイン”アザービジュアルも

テレンス・マリック『天国の日々』4K版予告編

 4月4日よりヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて全国順次公開されるテレンス・マリック監督作『天国の日々 4K』の予告編が公開された。

 20世紀初頭のテキサスの壮大な農場を舞台に、人間の弱さともろさを描いた本作は、1978年に公開され、第32回カンヌ国際映画祭で監督賞、第51回アカデミー賞では撮影賞を受賞。マリック監督はこの作品に全てを注ぎ、次回作の『シン・レッド・ライン』までの20年間、1本も映画を撮らなかったことも知られている。そんな『天国の日々』がマリック監督監修のもと4Kレストア化された。

テレンス・マリック監督作『天国の日々 4K』予告編

 予告編は、『荒野の用心棒』や『ニュー・シネマ・パラダイス』などで知られるエンニオ・モリコーネが手がけたサウンドと共に、本作が初主演作となったリチャード・ギア、脚本家としても活動し『天国の日々』から本格的に俳優業をスタートさせたサム・シェパード、今作でブレイクを果たしたブルック・アダムス、監督自身の目に留まりオーディションを経て役を勝ち取ったリンダ・マンズら、俳優陣の若かりし姿が収められている。

 さらに、2月14日のバレンタインデーにちなんで制作されたアザービジュアルも公開。主人公のビル(リチャード・ギア)と恋人アビー(ブルック・アダムス)が向き合い、その間には家が。この家は、ビルたちが辿り着き、働くことになった農場の主人チャック(サム・シェパード)の豪邸だ。そして中央には「僕にはお金がない。だから家をあげる、こんな形でーー」のキャッチコピーが添えられている。日銭を稼ぎながら貧しい放浪生活を続けるビル一行。農場主のチャックがアビーに惚れて求婚し、ビルとアビーが兄妹と偽ったのをいいことに“あの家”に住み着くことになるが、その先に待つのはハッピーエンドか、バッドエンドか。

 また、特典付きの前売券が2月14日より発売。特典として、外面に今回の4Kレストア化のために作られた本国版ビジュアルを使用し、中を開くと本作を象徴する“あの家”が飛び出すポップアップカードが付属する。

■公開情報
『天国の日々 4K』
4月4日(金)ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開
監督・脚本:テレンス・マリック
出演:リチャード・ギア、ブルック・アダムス、リンダ・マンズ、サム・シェパード、ロバート・J・ウィルク、ステュアート・マーゴリン
製作:バート・シュナイダー、ハロルド・シュナイダー
撮影:ネストール・アルメンドロス、ハスケル・ウェクスラー 
美術:ジャック・フィクス
音楽:エンニオ・モリコーネ
配給:アンプラグド
1978年/94分/原題:Days of heaven/カラー/5.1ch/1.85:1
©2025,1978 BY PARAMOUNT PICTURES ALL RIGHTS RESERVED.
公式サイト:unpfilm.com/heaven

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「ニュース」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる