中山忍が中山美穂さんから引き継いだ“想い” 『日本一の最低男』に込められた姉妹の絆

そしてこのポジション引き継いだ“鮫島ふみ=中山忍”が、今回の第5話で物語に深く関わってくることになるらしい。ようやく園長が一平たちと絡むのだ。
この第5話で描かれるのは、「フォーピース保育園」の過酷な労働環境にまつわる物語。新園長である鮫島は、園の改革の着手を試みる。少子化による園児獲得競争のため、英語教育やプログラミング教育の導入を進めようとするのだ。これに対して保育士たちからは、当然ながら不満の声が漏れる。ドラスティックに改革すべきなのは、保育士不足の解消や非効率な業務の改善だろう。けれども独りよがりな鮫島が強硬な姿勢を取るため、保育士たちは一斉に退職を申し出ることに。ここで、“日本一の最低男”こと一平が登場するのだ。

園田美奈子が登場したのは第1話と第3話だけ。しかも出番はごくかぎられたものだった。それでも、たしかに彼女はこの物語の世界に存在していた。出番は少なくとも、演じる中山美穂さんはこの作品に影響を与えていた。姉からのバトンを受け取って、すでに世界観が出来上がっている作品に登場するというのは、私たちには分からないプレッシャーがあることと思う。
出演に際して彼女は、「姉の“園長先生”を引き継ぐ形で作品に携わらせていただけたことは、本当に幸せでした。1シーン、1カットずつ“お姉ちゃん、どう演じたい?”と心の中で話しかけながら、作品の世界観を壊さないように、姉の気持ちに添うように、姉の面影を感じてもらえるように、そして皆さまのお心に残りますように、願いを込めて大切に演じました」とコメントしている。演技者として、表現者として、創作物に関わる者として、誠意に満ち溢れた言葉だ。
中山忍が立ち上げる園長先生像、そして、香取たちとの演技による闘いに、ぐっと期待が高まる。そこにいるのはきっと、“鮫島ふみ=中山忍”であって、“園田美奈子=中山美穂”なのだろう。
“日本一の最低男”である主人公・大森一平が、家族を、社会を、そして日本を変えていくために奮闘する姿を描く完全オリジナル作品。
■放送情報
『日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった』
フジテレビ系にて、毎週木曜22:00~22:54放送
出演:香取慎吾、志尊淳、冨永愛、増田梨沙、千葉惣二朗、向里祐香、佐野玲於、橋本じゅん、安田顕ほか
脚本:政池洋佑、蛭田直美、おかざきさとこ、三浦駿斗
演出:及川拓郎ほか
プロデュース:北野拓ほか
主題歌:香取慎吾「Circus Funk(feat. Chevon)」(トイズファクトリー)
制作協力:テレパック
制作・著作:フジテレビ
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