吉柳咲良、実写版『白雪姫』プレミアム吹替版声優に決定 「素直にとても嬉しかった」
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3月20日に公開される実写映画『白雪姫』のプレミアム吹替版声優を吉柳咲良が務めることが決定した。
本作は、ディズニー初の長編映画であり、世界初のカラー長編アニメーションでもある『白雪姫』を新たに実写化したミュージカル映画。雪のように純粋な心を持つ白雪姫の願いは、かつてのような人々が幸せに暮らす希望に満ちた王国。だが、外見の美しさと権力に執着する邪悪な女王によって、王国は闇に支配されていた。女王は、白雪姫の“本当の美しさ”に嫉妬し、彼女の命を狙うが、不思議な森で出会った7人のこびとたちや、城の外の世界へいざなってくれたジョナサンに救われる。誰もが希望を失いかけた時、仲間たちと力を合わせ、白雪姫の優しさが起こした素晴らしい奇跡とは。
白雪姫を演じるのは、『ウエスト・サイド・ストーリー』でゴールデングローブ賞主演女優賞に輝いたレイチェル・ゼグラー。ディズニーヴィランズの中でも人気を誇る女王は、『ワイルド・スピード』シリーズや『ワンダーウーマン』シリーズのガル・ガドットが演じる。監督は『アメイジング・スパイダーマン』『(500)日のサマー』のマーク・ウェブ、脚本は『バービー』を監督したグレタ・ガーウィグがそれぞれ担当した。
実写版ディズニープリンセスの吹き替えはこれまで、『シンデレラ』で高畑充希(シンデレラ役)、『美女と野獣』で昆夏美(ベル役)、『アラジン』で木下晴香(ジャスミン役)、『リトル・マーメイド』で豊原江理佳さん(アリエル役)が務めてきた。そして本作の白雪姫役のプレミアム吹替版声優を吉柳が担当することが決定した。
幼いころから歌手になることが夢だったという吉柳は、ミュージカル『ピーター・パン』の10代目ピーター・パン役に抜擢され女優デビュー。以降、ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』、NHK連続テレビ小説『ブギウギ』、TBS日曜劇場『御上先生』などに出演している。ホリプロタレントスカウトキャラバン「PURE GIRL 2016」において、歴代最年少タイとなる12歳でグランプリを受賞した吉柳は、オーディションの結果、見事白雪姫役を射止めた。
今作が吹き替え声優初挑戦となる吉柳は、白雪姫役決定を知った時の気持ちについて、「本当ですか!?と思わず声が出てしまいました。やっぱりどうしても受かりたかったので、素直にとても嬉しかったですし、すごくほっとしました」と喜びと同時に、安堵もしたそう。念願の白雪姫役ということで、「歌がとても重要になってくると思っていたので、ボイストレーニングをして音域を自分で色々試しました」と歌のトレーニングを重点的に行いオーディションに臨んだと語る。楽曲への思いは強く、今回の実写版の楽曲も「全部好きで歌を聴いていますけど、やっぱりメイン曲(「Waiting On A Wish(原題)」)は白雪姫の心の葛藤とか、大きく成長するための想いみたいなものが曲にも表れていて、音楽的にもすごく素敵に作られているので、初めて聴いたときは感動しましたし、聴いていて勇気をもらえるので、一番好きです」と語った。
そして、「お部屋を掃除する時、動きたくないなと思った時に、『白雪姫』の楽曲を一回口ずさんでみるとちょっとやる気になって、楽しい気持ちでお掃除できる」と、劇中歌「口笛ふいて働こう」のワンフレーズを口ずさみながら、『白雪姫』の楽曲はすでに生活の一部になっていることも笑顔で明かした。また、白雪姫を演じるゼグラーの歌声について、「どう表現していいのか私の語彙力ではちょっと表せないぐらい凄くて、初めて聞いたときに一瞬で心奪われました。力強さから柔らかさまで繊細に表現されていて、絶対に楽曲を映画館で聴きたいって思ったくらい歌声が心に響いたので、レイチェルさんの声量や表現を汲み取れるように、めちゃくちゃ聞きました」とそのレベルの高さに圧倒されたと明かしている。
「可愛らしくて優しくて他人想い、心が綺麗でピュアなところに加えて芯がちゃんとある。可愛らしさと凛とした姿どちらもある人物だからこそ、皆が愛すべきキャラクターになっているのかなと思います」と、世界で最も長く愛されてきたプリンセス白雪姫の魅力について自身の考えを語った吉柳。そんな白雪姫を演じるにあたり、「白雪姫の中の成長や優しさから強さまで、すごく繊細に表現していかなければいけないという覚悟を持って、沢山考えていっぱい練習もしてきました。なにより歌が全曲すごく素敵だと思うので、シーンごとに使われている音の違いをぜひ楽しんでいただきながら、この白雪姫の世界を堪能してもらえたらと思います」と意気込んだ。
あわせて、アニメーション版でもお馴染みの楽曲「口笛ふいて働こう」のワンフレーズを歌う吉柳の歌声も収めたプレミアム吹替版特報映像と、吉柳が白雪姫役に抜擢されるまでの軌跡を描いた発表映像が公開。映像は、スポットライトに照らされ、奇跡を待っているかのように座っている白雪姫のドレスに身をまとった吉柳の姿から始まる。やがて立ち上がり、目を閉じると、自身がここまで歩んできた道のりを思い起こすかのように、幼い頃から夢見ていたプリンセスへの想いとともに、吉柳の幼少期や事務所オーディション、過去に出演したミュージカルのシーンが次々とフラッシュバックする。そして、これまでの経験を勇気に変え、何かを決意したかのようにゆっくりと正面を向き力強く瞳を開け、白雪姫として力強く歩き出す吉柳さんの姿がドラマチックに描かれている。
■公開情報
『白雪姫』
3月20日(木・祝)全国公開
出演:レイチェル・ゼグラー、ガル・ガドット
監督:マーク・ウェブ
脚本:グレタ・ガーウィグ
音楽:パセク&ポール
オリジナル・サウンドトラック:ウォルト・ディズニー・レコード
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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