『おむすび』ギャルの絆終了の危機!? スピンオフで実現した仲里依紗の“朝ドラヒロイン”

『おむすび』(NHK総合)第79話では、チャンミカ(松井玲奈)と歩(仲里依紗)が険悪な雰囲気に陥る。
第16週はいわゆるスピンオフ週で、物語は2本の柱から構成される。一つはタイトルの「笑え、ギャルズ」にもあるように、ギャルたちのその後だ。米田家に転がり込んだルーリー(みりちゃむ)はチャンミカの店で働くことになる。結婚の報告に来た明日香(寺本莉緒)も加わり、即席のギャルファッションショーを開催。チャンミカの交際相手ター君(永嶋柊吾)が連れてきた友人と3対3の合コンで、歩はブランドのデザイナーをしている三田村(七瀬公)に不信感を抱く。

1週間限定でそれまでと違うエピソードを挿入するのは、過去にも例がある。『エール』(2020年度前期)第12週では、音(二階堂ふみ)の亡父の安隆(光石研)があの世から10年ぶりに帰還。また喫茶「バンブー」の店主・保(野間口徹)と妻の恵(仲里依紗)のなれそめや、オペラ歌手の環(柴咲コウ)の若き日の出会いを描いた。『スカーレット』(2019年度後期)第21週は「スペシャル・サニーデイ」として、カフェの店番をする信作(林遣都)と百合子(福田麻由子)夫婦の様子をユーモラスに切り取った。
育児と管理栄養士の勉強に励む結(橋本環奈)に代わって、ドラマの中心にいるのは歩だ。仲里依紗の朝ドラヒロインを観てみたかったファンには、願いがかなった形になる。歩の目線から見た『おむすび』ワールドはいつもよりカラフル。日々のギャルコーデもばっちり決まっていて、仲のセンスの良さを再認識した。チャンミカの方は、彼氏ができたのは良かったが、周囲が心配する浮かれっぷりで、ダメ男ホイホイな属性があらわに。合コンの出来事がきっかけで二人の間に亀裂が入り、決定的な出来事が起きる。




















