高橋文哉×西野七瀬『少年と犬』主題歌にSEKAI NO OWARI 楽曲入りの新予告&ポスターも

3月20日に公開される高橋文哉と西野七瀬がW主演を務める映画『少年と犬』の主題歌がSEKAI NO OWARIの「琥珀」に決定した。
本作は、第163回直木賞を受賞した累計発行部50万部を突破している馳星周の同名小説を映画化する人間ドラマ。様々な背景を抱えた人々と犬の多聞(たもん)の触れ合いを描いた短編連作小説にオリジナル要素を加えて展開される。
監督を務めたのは、『護られなかった者たちへ』『糸』などの瀬々敬久。企画・プロデュースは、『ラーゲリより愛を込めて』で優れた映画製作者に贈られる藤本賞・奨励賞を受賞した平野隆が担当。脚本は、第38回日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞した『永遠の0』などの林民夫が手がけ、『ラーゲリより愛を込めて』の製作スタッフが再集結した。
多聞と共に旅をする青年・和正を高橋が、多聞に命を救われる女性・美羽を西野が演じ、W主演を務める。また、多聞にとって“たった1人の大切な人”である光の父親・内村徹を斎藤工、光の母親・内村久子を宮内ひとみ、不治の病に侵された山奥の猟師・片野弥一を柄本明、認知症の母を介護しながら働く和正の姉・中垣麻由美を伊原六花、和正に危険な仕事を斡旋する先輩・沼口正を伊藤健太郎がそれぞれ演じる。
本作の主題歌は、デビュー15周年を迎えるSEKAI NO OWARIの「琥珀」に決定。同楽曲を使用した最新予告編も公開された。震災で職を失い犯罪に手を染めてしまった和正(高橋文哉)と、罪を犯し秘密を抱えて生きる美羽(西野七瀬)、人生に希望を失っていた2人が多聞と出会ったことで“まっとうに生きよう”と必死にもがいている様子、そしてさまざまな人との出会いと別れを繰り返しながらも大切な人にめがけて突き進む多聞の姿が、主題歌「琥珀」に乗せて描かれている。
この楽曲は、新世界リチウムのベーシストだった千葉龍太郎さんが事故で亡くなる前に、友人であるSEKAI NO OWARIのFukaseに聴かせていた未発表の未完成曲に、Fukaseが新たなメロディと歌詞を加えて出来上がったものだという。Fukaseは「この曲は僕の友人との共作です。10年近く前にこの曲のデモを聴かせて貰ってから、誰の手元にもこの音源はなく、僕の頭の中だけに残り続けました。まだ完成していなかったこの曲に新しいメロディをつけて琥珀という名前を付けました。多聞のように想いを繋げるモノになっていれば幸いです」と話す。
また、主題歌「琥珀」を聴いた高橋は「学生の頃によく聴かせていただいていたSEKAI NO OWARIさんに、この映画のために主題歌『琥珀』を書き下ろしていただけたこと、本当に嬉しかったです。『琥珀』は映画の世界観とリンクしていて、楽曲にかけるFukaseさんの想いと僕らが作品にかけた思いが交差しているような不思議な感覚でした。映画館で皆さんに今作を観ていただいて、『琥珀』がかかった時に歌詞が脳につきささる体験を、ぜひ劇場でしていただけたら嬉しいです」とコメント。西野も「SEKAI NO OWARIさんの楽曲はお仕事に行く前によく聴いていた思い出があります。『琥珀』を聴いた時、優しい音とFukaseさんの繊細な歌声が薄いガラスのような、泡がゆっくりと漂っているような、そんなイメージが頭の中に流れてきました。作品の雰囲気にぴったりな柔らかい音楽で、私も毎日聴いています」と語った。
あわせて、多聞を中心に登場人物それぞれの表情を写した本ポスタービジュアルも公開。さらに1月23日より、“犬”との思い出エピソードを募集する「わたしと犬キャンペーン」がスタートした。「#わたしと犬キャンペーン」のハッシュタグを付けてXかInstagramで投稿、または公式サイトのキャンペーンページから参加できる。
コメント
Fukase(SEKAI NO OWARI)(主題歌)

この曲は僕の友人との共作です。
10年近く前にこの曲のデモを聴かせて貰ってから、誰の手元にもこの音源はなく、僕の頭の中だけに残り続けました。
まだ完成していなかったこの曲に新しいメロディをつけて琥珀という名前を付けました。
多聞のように想いを繋げるモノになっていれば幸いです。
高橋文哉(和正役)
学生の頃によく聴かせていただいていたSEKAI NO OWARIさんに、
この映画のために主題歌『琥珀』を書き下ろしていただけたこと、本当に嬉しかったです。
『琥珀』は映画の世界観とリンクしていて、楽曲にかけるFukaseさんの想いと
僕らが作品にかけた思いが交差するような不思議な感覚でした。
「グラスの泡みたいに消えたように見えてもそこに残り続けてる」というワンフレーズが特に胸にささりました。
今作品で犬の多聞と関わっていくいろいろな人の心情や、
僕が演じた和正の心情にも凄くリンクしている部分があります。
映画館で皆さんに今作を観ていただいて『琥珀』がかかった時に、
歌詞が脳につきささる体験をぜひ劇場でしていただけたら嬉しいです。
西野七瀬(美羽役)
SEKAI NO OWARIさんの楽曲はお仕事に行く前によく聴いていた思い出があります。
『琥珀』を聴いた時、優しい音とFukaseさんの繊細な歌声が薄いガラスのような、泡がゆっくりと漂っているような、そんなイメージが頭の中に流れてきました。
作品の雰囲気にぴったりな柔らかい音楽で、私も毎日聴いています。
私が演じた美羽の想いとも重なる歌詞だと感じたのですが、
映画を観て書き下ろしてくださっているからこその特別感に嬉しくなりました。
平野隆(プロデューサー)
「琥珀」を初めて聞いた時思わず涙がこぼれてしまいました。
美羽(西野七瀬)が和正(高橋文哉)を想う気持ちと、
Fukaseさんが千葉龍太郎さんを想う気持ちが重なり深く胸に刺さりました。
そして自分の胸の中にいる大切な人も思い出しました。
映画と主題歌で “貴方の心に溶けている消せないもの”を感じて頂ければと思います。
■公開情報
映画『少年と犬』
3月20日(木)公開
出演:高橋文哉、西野七瀬、斎藤工、宮内ひとみ、柄本明、伊原六花、伊藤健太郎、嵐莉菜、木村優来(子役)、栁俊太郎、一ノ瀬ワタル、江口のりこ、渋川清彦、美保純、眞島秀和、手塚理美、益岡徹
原作 : 馳星周『少年と犬』(文春文庫)
監督:瀬々敬久
脚本:林民夫
企画・プロデュース:平野隆
主題歌:「琥珀」SEKAI NO OWARI(ユニバーサル ミュージック)
配給 : 東宝
©2025 映画「少年と犬」製作委員会
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