『しかのこ』が最も踊られた作品? 2024年このアニメダンスがすごかった5選+α
リスペクトNo.1:『戦隊大失格』ED
「戦隊ものはエンディングで踊る」というのは『スーパー戦隊』ファンにとってはもはや常識かもしれませんが、本作でもそれを踏襲。ほか以外にもマイケルジャクソンのゼロ・グラヴィティ(反重力傾斜)などさまざまなダンスに対するリスペクトを感じさせてくれたのが『戦隊大失格』エンディングでした。
これだけ戦闘員やヒーローがキレッキレに踊ってくれ、しかも体型や振り付けの差で個性を感じられる芸の細かさもピカイチなのですが、放送時はディズニープラス独占配信だったこともあって少し知名度は低いかも。同じく独占配信だった『サンドランド』も、主人公ベルゼのトーマスフレアをはじめ魔物たちの自由なダンスが愉快だったのですが。
エキセントリックさNo.1:『じいさんばあさん若返る』ED
最後は「じい“さんば”あさん若返る」が由来になったと思われるサンバエンディングで見られたダンスです。そもそも楽曲のコンセプトや実際の歌詞&曲がエキセントリックだし、三木眞一郎さんと能登麻美子さんによるデュエットというのがありがたいし、ミニキャラクターが踊るダンスもじっくり観ればなんだかすごい。
これも『合コンに行ったら女がいなかった話』エンディング同様に問答無用で楽しくなれるエンディングでした。また本作の舞台となった青森県平川市の方たちが踊った動画もほっこりさせられます。
番外編:作品賞ものだった『菜なれ花なれ』
今回は「アイドルものなどのダンスが作品のメイン要素になるものを除いた作品」を対象にしたため惜しくも選外となりましたが、ヒアリングしたメンバーから評価が高かったのが、チアリーディングをフィーチャーした『菜なれ花なれ』でした。
上記したオープニングはアニメファンなら覚えているでしょうが、楽曲も映像も明るく元気をもらえるようなナンバー。振り付け動画もあって真似がしやすいのもよかったです。
また最終回となる第12話で主人公チーム・PoMPoMsが、過去に応援合戦勝負をした鷹ノ咲高校と合同で行った最後のチアリーディングも印象的。これまでの思い出的な画像も交えたダンスを経て披露されるラストの決めポーズは圧巻でした。
■配信情報
『しかのこのこのここしたんたん』
各配信サービスにて配信中
キャスト:潘めぐみ(鹿乃子のこ)、藤田咲(虎視虎子)、田辺留依(虎視餡子)、和泉風花(馬車芽めめ)、久保ユリカ(猫山田根子)、土屋李央(狸小路絹)、赤﨑千夏(燕谷千春)、鳥海浩輔(ナレーション)
原作:おしおしお『しかのこのこのここしたんたん』(講談社「マガジンポケット』連載)
監督:太田雅彦
シリーズ構成・脚本:あおしまたかし
キャラクターデザイン:辻村歩
音楽:三澤康広
アニメーション制作:WIT STUDIO
製作:日野南高校シカ部
オープニングテーマ:「シカ色デイズ」シカ部/鹿乃子のこ(CV:潘めぐみ)、虎視虎子(CV:藤田咲)、虎視餡子(CV:田辺留依)、馬車芽めめ(CV:和泉風花)
エンディングテーマ:「シカせんべいのうた」鹿乃子のこ(CV:潘めぐみ)、虎視虎子(CV:藤田咲)
©おしおしお・講談社/日野南高校シカ部
公式サイト:https://www.anime-shikanoko.jp
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公式TikTok:@shikanoko_PR