舞台『TRAIN TRAIN TRAIN』メインキャストに岡山天音、坂本美雨、KAZUKI、はるな愛

 2025年秋に東京芸術劇場にて上演される舞台『TRAIN TRAIN TRAIN』のメインキャストとして、岡山天音、坂本美雨、KAZUKI、はるな愛の出演が発表された。

 本作は、東京都が世界陸上とデフリンピックが開催される2025年に向けて実施する3つのアートプロジェクト「TOKYO FORWARD 2025 文化プログラム」の一つで、「Train」をモチーフに、車いすの少女が不思議なSLと旅をする冒険譚を身体表現、音楽、言葉を用いて描く新作ダンス公演。

 TOKYO FORWARD 2025 文化プログラムとは、世界陸上・デフリンピックが東京で開催される2025年に、東京2020大会のレガシーを継承・発展させて展開する「多様な参加者とつどい・つながり・つくりあげる」3つのアートプロジェクト。「まつり」をテーマとしたイベント、ろう者と聴者の協働による舞台芸術制作、東京2020パラリンピック開会式のレガシーを受け継ぐ新作公演を通し、東京の持つ芸術文化の魅力を発信し、共生社会の実現に向けた歩みを進めるとともに、両大会を芸術文化を通じて盛り上げていく取り組みだ。

 先日出演が発表された和合由依に加え、新たに出演が決定したのは、岡山、坂本、KAZUKI、はるなの4名。

 岡山は「一体どんな世界がそこに広がっているのか、僕にとっても新しい何かと出会える予感がしています」、坂本は「森山開次さんの手がける舞台に出演することは長年の願いでした」、KAZUKIは「1人1人の夢を持っていろんな人々が集まる蒸気機関車に、どんな物語がどんな世界があるのだろうかと、私自身はもう今からでもワクワクしています」、はるなは「それぞれの人が持つ力を大切にしてくれる森山開次さん。『TRAIN TRAIN TRAIN』はどんな舞台になるのか今からワクワクしております」とそれぞれコメントを寄せている。

 なお、新しい創作に挑む出演者オーディションも、12月9日まで応募受付中。

コメント

岡山天音

一体どんな世界がそこに広がっているのか、僕にとっても新しい何かと出会える予感がしています。まだまだ作品の全貌は見えていません。
ですが、一緒に今作を作り上げるチームの皆様のエネルギーをたらふく血肉に変えて、この作品だけにしか巻き起こせない渦の、一員になれたらいいなと思っています。今作が皆様にとっても、何かと出会うきっかけになる事を願っております。

坂本美雨

森山開次さんの手がける舞台に出演することは長年の願いでした。それが叶ったのが、2020年初演の身体表現による舞台『星の王子さま』でした。
その後、友人である蓮沼執太さんに誘っていただきパラリンピック開会式に歌で関われたことにより、和合由依さんと出会い、彼女の表現力に深い感銘を受けました。
今回の舞台は、これまで紡いできたいくつもの出会いが新しい場所へ向かいます。
この列車は誰を乗せて、どこへ向かうのでしょう。
みんなで、幸せな場所へ辿り着けますように。

KAZUKI(北薗知輝)

東京2020パラリンピック開会式のパフォーマンスを受け継がれた、「TRAIN TRAIN TRAIN」 の作品に携われて大変光栄です。
そして、2025年のデフリンピックに向けて同時に作品が出ることはろう者である私にとっては凄く感慨深いです。
本当の旅はまだ終わっていません。
1人1人の夢を持っていろんな人々が集まる蒸気機関車に、どんな物語がどんな世界があるのだろうかと、私自身はもう今からでもワクワクしています。
1つのカタチとして未来につながるメッセージを最高の仲間達と駆け抜けましょう。

はるな愛

パラリンピックの開会式で初めて森山開次さんに出会いました。あの時はコロナ禍でそれぞれの与えられた役割がどういった役割なのかが分からないまま、みんな手探りで練習をしていた思い出があります。
国立競技場でみんなと出会って1つの作品の全貌が見えた時にそれぞれの個性が大切に描かれていて、その中の1人であることに誇りを持ちました。それぞれの人が持つ力を大切にしてくれる森山開次さん。「TRAIN TRAIN TRAIN」はどんな舞台になるのか今からワクワクしております。そして、出演させていただくことを大変光栄に思っております。
皆さん是非、劇場に足を運んでください。

■『TRAIN TRAIN TRAIN』オーディション募集概要
応募資格:年齢16歳以上、障害の有無・性別・国籍不問、身体表現に意欲のある方ほか
募集人数・役柄:5名程度を想定。個性や特技に応じて、個々に役柄を創作していきます
応募期間:11月18日(月)10:00~12月9日(月)23:59
応募方法:https://ws.formzu.net/fgen/S21547241/

〈応募要項〉
・稽古・本番期間/会場
①稽古場リハーサル:東京都中央区(予定)にて、2025年10月1日(水)~11月下旬10:00〜21:00
②劇場リハーサル・本番:東京芸術劇場プレイハウスにて、2025年11月下旬~11月30日(日)9:00〜22:00
※リハーサル・本番は上記期間を予定、本番は複数日程を予定
※上記日程の中で、シーン別にスケジュールを組んでお伝えします
※上記期間前に、顔合わせや撮影、ワークショップなどが入る可能性あり
※①で参加が難しい日時がある方は応募時に必ずご記入ください。
※②は原則、終日スケジュールの確保をお願いします
※本番の上演時間は約20分間の休憩を挟んで約2時間、全4-5ステージ程度を予定

〈応募資格〉
・年齢16歳以上(2025年10月1日時点)(※応募資格は2025年10月1日の時点で16歳以上の方。ただし、応募締め切り時点で未成年の方(2024年12月9日時点)は、審査の過程で保護者の方の同意書を提出いただきます。)
・障害の有無、性別、国籍は問いません(※2025年10月1日〜12月1日までの期間、日本国籍・日本に滞在する在留資格を有する方。
※ご本人、または保護者、同伴者等を通じて日本語・日本手話での意思の疎通ができる方。 保護者や同伴者等は、リハーサルおよび本番中は別場所で待機していただきます。)
・身体表現に意欲がある方
・本人が自ら主体的に創作に参加し、最高のパフォーマンスが出せるよう努力できる方。
・本作の趣旨に賛同し、第一線の表現者やスタッフと共に創作すること、また多様な表現者が集うカンパニーで共に新しい創作に挑むことに強い意欲のある方。
・スケジュール調整が可能で、休まずリハーサルと本番に参加できる方。
・会場までの移動手段や必要な介助者をご自身で用意できる方。
・個人・事務所いずれからの応募も可能ですが、上記の条件を本人が満たせる場合に限ります。

〈出演料〉
・既定の出演料をお支払いします。

〈募集人数・役柄等〉
・募集人数:若干名(5名程度を想定)
・募集役柄:決まった役柄での募集ではありません。個性や特技に応じて、個々に役柄を創作していきます。

〈選考スケジュール〉
・2024年12月9日(月)応募締切
・2024年12月23日(月)~25日(水)一次審査(書類・動画審査)の結果通知(予定)
・2025年1月18日(土)・19日(日)二次審査(面談・実技)@東京都新宿区(予定)
※審査は上記2日のうちいずれか1日を予定。
※応募時に二次審査の参加可能日・可能時間を全てご記入ください。
・2025年1月28日(火)最終選考結果発表
※一次審査の際、メールや電話等で稽古本番の参加にあたって、参加の意欲及び個々に配慮すべき事情があるか等のヒアリングを行う場合があります。
※ニ次審査は、書類・映像による一次審査及び上記ヒアリングを通過された方にメールまたは電話等でご案内させていただきます。
※二次審査では、手話言語通訳が入ります。

〈応募の際の記入項目〉
(応募フォームに従ってご入力ください)
・氏名、生年月日、連絡先(住所・電話・メールアドレス)
※保護者・介助者がオーディション・リハーサルに同行する場合は、その氏名、連絡先もご入力ください。

・身長、体重、性別(男・女・答えない)

・写真:上半身(肩から上)と全身

・経歴(書式自由)
※舞台や映像等での出演作品、レッスン歴・受賞歴等のある方は具体的に記載ください。
※アピールしたい経歴、特記事項等がある場合はご記載ください。

・応募動機(書式自由)400文字以内
・動画(URLを記入)
※ご自身の個性や特技を活かしたパフォーマンスがわかる3分以内の映像(2本以内)
※動画送付:映像共有サイト等を利用し、URLを記載ください。
※動画は2025年11月30日(日)まで閲覧ができるようにしてください。
※ダウンロードや閲覧に期限があるサービスは使用しないでください。

・障害の有・無
※障害がある場合に、ご記載いただく事項(種別:障害者手帳をお持ちの方は手帳の種類とその等級、使用している補助具など:電動車椅子、白杖、杖、補聴器、人工内耳など)、必要な配慮:リハーサル時の手話言語通訳、多機能トイレなど、二次審査に同伴する方がいる場合はそのお名前とご関係)

■公演情報
TOKYO FORWARD 2025 文化プログラム 『TRAIN TRAIN TRAIN』
公演時期:2025年11月下旬
会場:東京芸術劇場 プレイハウス
演出・振付:森山開次(東京2020パラリンピック開会式の演出・チーフ振付)
音楽:蓮沼執太(東京2020パラリンピック開会式にてパラリンピック讃歌編曲、パラ楽団指揮)
出演:和合由依、岡山天音、坂本美雨、KAZUKI、はるな愛ほか
アクセシビリティディレクター:栗栖良依
アクセシビリティアドバイザー:廣川麻子
スペシャル・アンバサダー:ウォーリー木下
企画制作:東京芸術劇場
主催:東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 東京芸術劇場

関連記事