『モアナと伝説の海2』日本版声優に小関裕太、鈴木梨央ら 劇中歌のスペシャル歌唱映像も
12月6日に全国公開されるディズニーアニメーション映画『モアナと伝説の海2』の新たな日本版声優として、小関裕太、鈴木梨央、山路和弘、ソニンの出演が発表された。
本作は、壮大で美しい海が広がるポリネシアの島々で語り継がれる神秘的な伝説を基に、海を愛する少女・モアナが、傷つき悩みながらも、自分の進むべき道を見つけるため冒険に出る『モアナと伝説の海』の続編。前作は日本では2017年に公開され、観客動員数423万人、最終興行収入51.6億円を超える大ヒットを記録した。さらに、劇中でモアナが歌う主題歌「How Far I’ll Go」は、第89回アカデミー賞、第74回ゴールデングローブ賞で歌曲賞にノミネートされた。
前作の壮大な冒険から3年、少し大人へと成長したモアナは愛する家族や島の仲間たちとともに幸せに暮らしながら、今はまだ見ぬ海のどこかにいる“仲間”を探していたが、他の島で暮らす人はいっこうに見つけられていなかった。そんなある日、人間を憎み世界を引き裂いた“嵐の神の伝説”を知ったモアナ。美しい海とこの世界に危機が訪れている事を知った彼女はすべての海をつなぐ 1000 年にひとりの”導く者”として、広い海を分断する呪いを解き、再び世界をひとつにするため“生きては帰れないかもしれない”ほど危険に満ちた海の果てへ向かう冒険に旅立つのだった。
前作に引き続き、モアナ役を屋比久知奈、マウイ役を尾上松也が担当する。新たに出演が発表された声優陣は、アメリカでのオーディションを経て集結した。
現在放送中のドラマ『あのクズを殴ってやりたいんだ』(TBS系)への出演をはじめ、ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』で主人公ロミオ役を演じた小関が担当するのは、英雄として語られるマウイとモアナを“推し”のように大好きな青年で、島の歴史や神話にくわしく鋭い観察眼を持っておりモアナにとって頼もしい存在となる青年モニ。
小関はモニ役に決まった時の心境について、「信じられなかったです。オーディションを受けた時、キャラクターを掴むのが難しく、うまくできたのか不安でしたが、合格の連絡をもらったときはすごく嬉しかったです! 歌うキャラクターの声優に憧れがあって、いつかと思っていた夢が一つ叶いました」と喜び、「モニはマウイとモアナにすごく憧れを持っていて、未知なものに出会ってみたい、という興味が広く深いです。元気で前向きで明るく、小さな悩みがあっても見ていると元気をもらえるキャラクターです」とモニの魅力を語った。収録については「キャラクターとして歌ってみて、収録がとても楽しかったです。耳に残って歌いたくなる、参加したくなる曲が『モアナと伝説の海2』にも登場していますし、その中でも特に明るくて、『旅って楽しいね』という気持ちを歌う楽曲に僕は参加しているので、とにかく楽しんでレコーディングを終えました」と振り返った。
5歳でデビューし、近年ではミュージカル『ピーターパン』のウェンディ役やミュージカル『るろうに剣心 京都編』の巻町操役などでも活躍する鈴木が演じるのは、エネルギーに満ちあふれ、カヌーの最高傑作を作るため日々勤しんでいる、天才肌の頼れる船大工の女の子・ロト。モアナの冒険に欠かせない大きなカヌーを設計し、過酷で危険な状況に陥っても瞬時に対応するモアナの右腕的存在となる。
オーディション合格の知らせを聞いた鈴木は「純粋にすごく嬉しかったです。ロトは普段の自分とは違うところが多い子なので、最初はちょっと不安な気持ちがありましたが、どういう風にロトを演じようか考えているうちに一緒に冒険しているようなワクワクした気持ちになり、早くアフレコに臨みたいなと思いました」と明かした。ロトの魅力については「自分が決めたものを信じて揺るがない気持ちを真っすぐ貫く女の子です。挑戦してみるしかない! というロトのひたむきな姿に胸を打たれました。モアナのことを一緒に引っ張っていく新しい仲間として心強い存在であれるように、自分なりにロトを演じましたので、見てくださる方に少しでも届いたらいいなと思います」とアピールした。
数々の作品で吹き替え声優を担当している山路が演じる老人ケレは、頑固で口数が少なく一風変わっているが、実は農作物や植物のことなら何でも知っていて頼りになる人物。歌が嫌いなケレは明るく前向きなモアナと初めは相容れないが、危険が待ち受ける冒険の中で、ケレの知識と経験によりモアナたちを支えるキャラクターだ。
本作への出演について山路は「お話をいただいたときは、世界中で愛されている『モアナと伝説の海』の続編に参加することが決まってワクワクすると同時に、『ついにこういう“じいさん”の役が来るようになったか!』と感慨深かったです(笑) 」と語り、「ケレは、島に住みながらも水が苦手で泳げない、植物を愛する頑固者のじいさんです。最初はちょっといや〜な奴ですが、モアナたちに魅了されて、だんだんと前向きになっていく。お話が進むにつれてひょうきんな一面も見えてきたりして、とても可愛らしいキャラクターです。頑固者のケレがどんな変化を遂げていくか、楽しみにしていてください」と見どころを語っている。
舞台・ミュージカルを中心に活躍するソニンが演じるマタンギは、モアナたちが冒険の中で出会う見た目は漆黒でコウモリのように舞い、モアナを惑わす存在として現れるキャラクター。モアナが使命を背負い大きな困難を乗り越えていく上で重要なカギを握る存在となる。
ソニンは「電話で合格を聞いて、道端で叫びました! 全力で臨んだけど楽曲がすごく難しかったので、『まさか…! 』と思って驚きと嬉しさがありました」とマタンギ役に決定した時を振り返った。ミステリアスなマタンギのキャラクターについては、「ちょっと妖艶でパワフルです。歌っているときもパワフルで、歌にもセリフにも前向きなエネルギーをくれるところがあります。マタンギは性格もフィジカルも軽やかなので、隣にいたと思ったら次の瞬間にはすごく離れたところにいたり、右にいたと思ったら左にいたりして、どこから現れるか分からない。だけど、プレッシャーをかけすぎず、さらっとモアナの背中を押すところがマタンギの魅力だと思います」と熱くコメント。また、「勇気を出していろんな道を迷いながら行くからこそ、信念が見つかることをマタンギが教えてくれます。危険な道に進む勇気を与えてくれる存在なんです。この物語とマタンギのキャラクターを通していろんな人に届くといいなと思います」と明かした。
あわせて、劇中歌「帰ってきた、本当のわたしに」のスペシャル歌唱映像も公開。新たに出演が決定した声優陣のほか、モアナ役の屋比久やマウイ役の尾上の歌声を堪能することができる。物語の冒頭を飾る本楽曲は、モアナがはるかかなたの海へと航海に繰り出す自由に胸を膨らませ、自分の心のままに生きられることへの喜びを歌い上げた一曲。映像は、そんなモアナが歌う楽曲を、特別に日本版声優全員でハモリやコーラスも担当し歌い上げている。
また、モアナと共に冒険に出る仲間たちのキャラクターポスターも公開された。
■公開情報
『モアナと伝説の海2』
12月6日(金)全国公開
監督:デイブ・デリック・ジュニア
音楽:アビゲイル・バーロウ、エミリー・ベアー、オペタイア・フォアイ、マーク・マンシーナ
日本版声優:屋比久知奈、尾上松也、小関裕太、鈴木梨央、山路和弘、ソニン
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
全米公開日:2024年11月27日/原題:Moana2
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