宮沢氷魚、西島秀俊、土屋太鳳らが西田敏行さんを悼む 「誰に対しても優しい、大きな方」
数多くの映画やドラマ、舞台に出演した俳優の西田敏行さんが亡くなったことが10月17日に発表された。突然の訃報に、SNSでも共演者から追悼の投稿が相次いだ。
ドラマ『さよならマエストロ』(2024年/TBS系)で共演した宮沢氷魚と新木優子は、撮影時の西田さんとの2ショットをそれぞれ投稿。
宮沢は、「まだ信じられません」としつつ、「西田さんと撮影2日目に、突然『大ちゃん、このシーンのセリフ歌っちゃおうよ』と提案してくださり、『大ちゃん行ってらっしゃい〜♪♪』、『おじいちゃん行ってきます〜♪♪』と、うたカフェの前から見送ってくれるシーンになりました。楽しすぎてずっと笑いがとまりませんでした」と宮沢がトランペット奏者の森大輝、西田さんがその祖父で「うたカフェ二朗」を営む小村二朗を演じた『さよならマエストロ』の裏話を明かした。そして、「西田さんが現場にいらっしゃると、その場が一瞬にして明るくなり、自然と笑顔と笑いに包まれていました。カメラが回っていない時も、たくさんお話をさせて頂き、役を通り越して本当におじいちゃんと孫のような気持ちになっていました」と当時を振り返った。
同じく『さよならマエストロ』にフルート奏者の倉科瑠李役で西田さんと共演した新木も、「撮影の合間に日常の何気ないことや、素敵なお話しを沢山してくださったことを今でも鮮明に覚えています。本当に楽しかったです。 またいつかご一緒できるよう頑張りますと伝えた時の素敵な笑顔がまだ頭から離れません」と西田さんとの思い出を語った。
そして『さよならマエストロ』で主演を務めた西島秀俊は「西田さんが演じる事でなにげないシーンが生き生きと輝き出すのを、いつも魔法を見ているような気持ちで見ていました。 誰に対しても優しい、大きな方でした」と綴り、西田さんと西島のほかにも伊藤淳史や池田鉄洋、生瀬勝久、前田航基らが写っている集合写真を投稿した。
さらに、土屋太鳳はスーパームーンだった月の写真を投稿し、「西田敏行さんはスーパームーンのように明るいかたでした」と共演した『怪獣のあとしまつ』での西田さんとのエピソードを振り返った。
また、2006年のNHK大河ドラマ『功名が辻』で西田さんと共演した仲間由紀恵も「西田敏行さん、あたたかく優しい本当に本当に素敵な先輩でした 笑顔の優しいお顔が、思い出されます 寂しいです」と雄大な空の写真とともに西田への思いを投稿した。