『嘘解きレトリック』こだわり抜かれた昭和レトロな世界観 鈴鹿央士×松本穂香が事件を解決

『嘘解きレトリック』こだわり抜かれた世界観

 第1話では、九十九夜町にたどり着いた鹿乃子が、偶然にも貧乏探偵の左右馬と出会い、探偵助手として新たな人生を歩み始めるまでの経緯が丁寧に描写された。

 昭和初期を舞台とする本作の世界観は、細部にまでこだわり抜かれている。九十九夜町の情緒ある町並み、登場人物たちの時代背景を踏まえた服装やヘアスタイル、さらには小道具に至るまで、超リッチな映像美によって構築された世界観は、早くも多くの視聴者の注目を集めている。

 西洋文化の影響を受けたスーツと和の要素が融合したレトロモダンな雰囲気も、本作の大きな魅力の一つだ。左右馬が着用するスーツは、生地の選定から採寸まで一から作り上げられたという。(※)鹿乃子のトレードマークである眼鏡も、鼻当てのない設計や耳掛けの形状にまでこだわりが見られ、ビジュアル面での徹底ぶりが伺える。

 松本穂香と鈴鹿央士を筆頭としたキャスト陣の演技はもちろんのこと、『ガリレオ』シリーズで知られる名コンビ、演出の西谷弘とプロデューサーの鈴木吉弘による強力なタッグにも、ドラマファンから大きな期待が寄せられている。第1話では様々な小道具や背景の細部に目を奪われがちだが、これらの要素が後々の伏線として機能する展開も十分にあり得るだろう。そういった意味でも、本作は1秒たりとも画面から目が離せない作品と言える。

 すでに放送が終わった第1話にも、今後の展開を左右する多くの伏線が巧妙に張り巡らされている可能性も十分にある。原作の良さを受け継ぎながらも、ドラマ『嘘解きレトリック』は回を追うごとに新たな魅力を発見させてくれる作品になるに違いない。

参照
https://realsound.jp/movie/2024/09/post-1788849.html

■放送情報
『嘘解きレトリック』
フジテレビ系にて、毎週月曜21:00~21:54放送
出演:鈴鹿央士、松本穂香、味方良介、片山友希、大倉孝二、磯山さやか、今野浩喜、村川絵梨、櫻井淳子、杉本哲太、若村麻由美ほか
原作:都戸利津『嘘解きレトリック』(白泉社・花とゆめコミックス)
脚本:武石栞、村田こけし、大口幸子
演出:西谷弘、永山耕三、鈴木雅之
プロデュース:鈴木吉弘、狩野雄太
制作協力:AOI Pro.
制作・著作:フジテレビ
公式サイト:https://www.fujitv.co.jp/usotoki/
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