趣里が『ブギウギ』を経てさらにパワーアップ! 『ブラックペアン』猫ちゃんの眼力の強さ

趣里が『ブギウギ』を経てさらにパワーアップ

 2週間ぶりの放送となる日曜劇場『ブラックペアン シーズン2』(TBS系)第6話は、後半戦開幕の回として次回予告に映し出されているように、ついに渡海(二宮和也)が再登場するのではないかと話題の回だ。そこで主役としてフィーチャーされるのが、看護師の猫田(趣里)である。

 シーズン1から引き続き登場している猫田は、東城大の主任看護師。シーズン1では渡海から「猫ちゃん」とかわいがられ、周りの医者や同僚からは「渡海の右腕」または「女版・渡海」と呼ばれていた。渡海が住処としていた仮眠室にまるで猫のように一緒に住み着き、渡海の行動や考えを把握。一見すると何を考えているか分からない近づき難い存在だが、渡海との相性は抜群で、特に手術での器械出しでは冷静沈着な性格も相まって、渡海から絶大な信頼を得ていた。渡海の口癖である「邪魔」が唯一許された、違和感のない人物とも言えるだろう。

 シーズン2では、東城大から去った渡海と猫田だけが連絡を取り合っていると噂されるところから始まる。それほどまでに彼女の素性は謎に包まれており、人付き合いが少ないということだ。

 そんな猫田の意外な人柄が第2話では明らかになる。それが大の甘党だということ。洋菓子店を営む患者の店「シゲノ」は猫田の常連店。娘の麻美(蘭寿とむ)からも常連客として覚えられているほどだった。普段はスーパーで買ってきた割引シール付きの団子やあんみつをご飯代わりにしている猫田だが、花房(葵わかな)が持ってきたアップルパイを目にして血相を変える。まさしく、猫にまたたび。そして、口数の少ない猫田が「どういうこと? この味はシゲノでしか買えない、米粉のアップルパイ。でもあのお店は閉店中のはず。どこで手に入れたの? ねぇ!」と花房に詰め寄るのだ。

 それは猫田がシゲノのアップルパイに気付けるかどうかの天城(二宮和也)による賭けの対象だったわけだが、結果的に猫田は退院する際に麻美からアップルパイを受け取っている。「味は良かったけど、まだ見た目はアレね」と辛口コメントを伝えながらも、猫田が優しい眼差しと微笑みを見せたのはシリーズでもこの時が初めてだろう。すぐさま天城からアップルパイを奪われ、ムスッとした表情に戻る猫田。なぜ米粉のアップルパイが好きなのか聞かれ、猫田は「日本人の体は米でできてるから」とかつて仮眠室で米を炊いていた渡海の言葉を使用した。

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