『南くんが恋人!?』小さくなって気づけた父母の愛 飯沼愛は“たくましい”令和のヒロインに

『南くんが恋人!?』南くんが気づいた父の愛

 そんなちよみに南くんも感化され、身体は小さくとも心は大きくあろうとバスケ部の問題と向き合う。ちよみを通じ、メンバー全員に的確なアドバイスを伝えた南くん。美鈴も南くんが帰ってくるまでバスケ部のみんなを率いていくと決意し、この問題は事なきを得た。だが、ちよみが小さな南くんを連れているところを久子=チャコ(室井滋)が目撃。その情報は楓(木村佳乃)と百合子(加賀まりこ)の耳にも届く。最初は信じていない2人だったが、ちよみの怪しげな行動から疑惑を深めていくのだった。

 そんな中、信太郎(武田真治)が営む焼き鳥店にやってきたのは南くんの父・晴幸(沢村一樹)。2人は離れて暮らしているため、晴幸は南くんがいなくなったことをまだ知らない。だが、父として南くんのことを気にかけていた。幼なじみのちよみと南くんには昔から家族ぐるみの付き合いがある。2人の交際も家族公認だ。けれど、何でも話せる仲の良いちよみの家族とは対照的に、南くんと晴幸の間にはある確執があった。

 それは南くんの母・薫子(八木亜希子)が入院していた時のこと。薫子の病気は原因も治療方法も分かっていない珍しい病気だったため、治験に協力させられていた。それを病院側に許可した父を南くんは許せずにいたのだ。けれど、それは薫子の意志であることが分かる。自身の病気が遺伝性の可能性もあるため、「研究が進めば、治療できるようになるかもしれない」と南くんのためにも病院に協力していた薫子。そのことを晴幸が黙っていたのは、南くんに余計な不安を与えたくなかったからなのかもしれない。小さくなったからこそ気づけた父と母の愛に、南くんは涙が止まらなかった。

 そんな家族の物語に心が温まる一方、気になるのは薫子の病名だ。遺伝の可能性もあるというその病気は、南くんが小さくなったことと何か関係しているのだろうか。

■放送情報
『南くんが恋人!?』
テレビ朝日系にて、毎週火曜21:00〜21:54放送
出演:飯沼愛、八木勇征(FANTASTICS)、武田真治、加賀まりこ、室井滋、光石研、沢村一樹、木村佳乃
原案:内田春菊『南くんの恋人』(青林工藝舎刊)、『南くんは恋人』(ぶんか社)
脚本:岡田惠和
監督:宝来忠昭(テレビ朝日)、小松隆志(テレビ朝日)ほか
エグゼクティブプロデューサー:内山聖子(テレビ朝日)
ゼネラルプロデューサー:服部宣之(テレビ朝日)
プロデューサー:神田エミイ亜希子(テレビ朝日)、布施等(MMJ)、村山太郎(MMJ)
制作:テレビ朝日、MMJ
©︎テレビ朝日
公式サイト:https://www.tv-asahi.co.jp/minamikun/
公式X(旧Twitter):https://x.com/minamikun_ex
公式Instagram:https://www.instagram.com/minamikun_ex

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