JO1 川西拓実×木全翔也×金城碧海の“青春”とは? 高校時代の忘れられない思い出を明かす
JO1の川西拓実、木全翔也、金城碧海、FANTASTICSの佐藤大樹、中島颯太、瀬口黎弥の強力タッグが実現した映画『逃走中 THE MOVIE』が公開中だ。
今年20周年を迎えたフジテレビ系列の人気バラエティ番組「逃走中」が初のドラマ映画化。あることがきっかけでバラバラになってしまった高校の元陸上部6人のもとに、時間内にハンターから逃げ切れば賞金を獲得、捕まれば賞金ゼロの一攫千金ゲーム「逃走中」の招待メッセージが届いた。それぞれが秘めたる想いを胸に参加するなか、ワイルドハンターという最強の敵が立ちはだかる。彼らの運命やいかにーー。
今回、JO1の3人にインタビューを実施。話を聞くと、本作についてはもちろん、映画で初共演となったFANTASTICSとのやりとりも明かしてくれた。3人の息の合ったトークに注目しつつ、ご覧いただきたい。
木全、「逃走中」は「ドキドキさせてくれる唯一無二の番組」
ーー人気バラエティ番組「逃走中」について、どんな印象をお持ちでしたか?
木全翔也(以下、木全):たくさんあるバラエティのなかでも、いつもドキドキさせてくれる唯一無二の番組だと思っています。小さいころ、よく「逃走中」ごっこをしていましたね。
金城碧海(以下、金城):子供ながらに「自分だったら逃げ切れる!」と思いながら観ていました(笑)。でも、いざ出させていただいたら、そんなに甘くはなくて。「現実って難しいんだな」と。
川西拓実(以下、川西):今をときめく芸能人の方だったり、アスリートの方だったり、いろんな人が出ていらっしゃって。そういう方がいつもは見せない表情を見せて全力で走っている姿がすごく貴重だったし、面白いですよね。僕も子供のときに「逃走中」ごっこをして遊んでいたので、今回本当に光栄な機会をいただいたなと思っています。
ーー演じたキャラクターの好きなところや注目ポイントはありますか? 川西さんは、名門大学の陸上部・橘大和役です。
川西:大和は、6人の中で唯一高校を卒業してからも陸上を続けているんですけど、大学生になってからは刺激がなく、「楽しいことをしたいな」と思いながら、毎日を退屈に過ごしているキャラクターです。
ーー彼が楽しそうに「逃走中」に参加していたのは印象的でした。
川西:今回「逃走中」に参加してみんなと再会することになるんですけど、そこで仲間想いの面を見せつつも、ハンターに追いかけられたときは笑顔で逃げる……という破天荒な一面も見せています。
ーー木全さんが演じた伊香賢は、投資にハマる大学生です。
木全:僕が演じた賢は切れ者でクールっぽいんですけど、実は心に熱いものを抱えていて、人間臭さもある。そこが彼のいいところだと思います。
ーー当初は分析キャラかと思いましたが、じつは……という人物ですよね。
木全:そうですね。賢の「隠れ熱い」のおかげで、状況が変化するシーンもあるので、そのあたりに注目していただきたいです。
ーー金城さんは町工場の三代目・北村勇吾役を演じています。
金城:高校卒業後、亡くなったお父さんの工場を継いだんですけど、うまくいかなくて、借金が続いて……。そういうサイドストーリーがあるなか、「逃走中」に参加します。同じ陸上部だった賢たちが遊びで参加していても、1人だけ本気だし、みんなよりも大人になりかけている部分もあって。学生のころ、大人っぽい友達っていたじゃないですか。勇吾は、それにまんまハマっている感じがしますね。
ーーツンとしていますけど「本当はいい子なんだろうな」と思いながら拝見していました。
金城:そうですね。めちゃくちゃいいヤツなんですけど、やっぱり伝え方が不器用なんですよね。お金に目がくらんでしまうのか、それとも大事なものに気付いて成長するのか、彼のストーリーも見どころだと思います。
ーー作中では、化け物のような見た目のワイルドハンターも登場します。あのキャラ怖すぎませんか(笑)?
金城:ヤバかったですよ! 最初、イメージのイラストを見させてもらったとき「怖すぎやろ!」と思いました。
川西:ある場所で対面するシーンがあるんですけど、震えるぐらい怖かったのを覚えていますね。
木全:(資料を見ながら)「人間の心臓の鼓動の音に敏感に反応する」って……怖っ! あと、おでこから超音波を出して、周囲の状況を把握するらしいです。
金城:そうだったんだ(笑)。
FANTASTICSの3人と共演して感じたこと
ーー大和たちと同じ陸上部だった寺島譲司(佐藤大樹)、大澤瑛次郎(中島颯太)、西園寺陸(瀬口黎弥)とどう交わるのか、6人の絆は取り戻せるのかという点も本作の見どころだと思います。FANTASTICSの3人と共演してみていかがでしたか?
木全:「すごく頼りになるお兄さんたち」という感じでした。僕たちが分からないこともアドバイスをくださるし、演技をする上で大切なことも教えてくださいましたね。あるシーンで感情を出す場面があったんですけど、(佐藤)大樹くんが「こうしたらいいよ」と教えてくれて、めちゃくちゃ助かりました。
金城:何度か音楽番組ではご一緒させていただきましたが、今回は同じ年齢で友達の設定じゃないですか。役を演じる上でそれなりの距離感を作らないといけなくて「大丈夫かな?」と心配だったんですよ。でも翔也がうまくコミュニケーションをとってくれて、それにお三方も乗ってくださって……。あと、3人ともスタッフさんや僕たちへの気遣いがすごくてびっくりしました。
木全:ボケまくって、なんとか距離を縮められたらと思っていました。仲がいい役の設定だったので、「とにかく行かないと!」と思っていろいろぶっこみましたね。
ーー演技をする上でも、コミュニケーションをとることが大事だと思ったんですね。
木全:「ただただ仲良くしたかった」というのもあります(笑)。すぐに受け入れてくださいましたし、ツッコミの切れ味もすごかったですね。
金城:でも“俳優・木全翔也”的に言うと、それも役作りなんや?
木全:そうですね(笑)。監督が「木全のおかげでいい雰囲気ができている」とおっしゃっていたので安心しました。
川西:本当に優しくて面白くて温厚な3人なんですけど、ハードな陸上の練習をした後、ライブのリハーサルに行ってらっしゃったんですよ。僕はその練習だけでも足がプルプルで翌朝動けないぐらいだったのに、3人からはそんな雰囲気を感じなかったですね。
木全:すごいよな〜!
川西:碧海も筋肉痛はなかった?
金城:めちゃくちゃ筋肉痛になりました!
川西:そうなの(笑)? 全然分からなかった。
木全:ポーカーフェイスだ!