『光る君へ』吉田羊が明かす詮子の複雑な胸中 彰子とはギャップある見上愛の言葉も

『光る君へ』吉田羊&見上愛が語る役の裏側

 吉高由里子主演の大河ドラマ『光る君へ』(NHK総合)。公式サイト内には出演者の撮影現場からのコメントが聞けるキャストインタビュー動画「君かたり」が公開されている。第27回「宿縁の命」の放送後には、藤原詮子役の吉田羊、藤原彰子役の見上愛が登場した。

 第27回では、道長の娘・彰子が入内するも、その6日後に定子(高畑充希)が皇子を出産し、一条天皇(塩野瑛久)の気持ちはますます定子と皇子へと傾く。

 詮子を演じている吉田はインタビューにて、息子・一条天皇について、帝としてはまだまだ心もとない部分があるものの、伊周(三浦翔平)らの処遇を下すなど、内裏の安寧をはかるために決断を下したことに「よくやっていると、母としては思っているところです」と答えている。しかし、政務もなおざりに定子のもとへと通い詰める一条天皇については、「愛する者への一途な思いといいますか、皮肉にも母の詮子譲りなところもあって、そういう熱情におかされて判断を誤るのではと、母として、また女院として、さらには姑として心配しているところではあります」とも語った。

 そんな詮子は劇中、「いいかげんに中宮に気をお遣いになるのはおよしなさいませ」と一条天皇を諭す。だが、この母の言葉をきっかけに一条天皇は声を荒らげ、抱え続けてきた本心をぶつけた。

「すべてはあなたのせいなのですよ」
「朕も、母上の操り人形でした」

 詮子は、息子にかつての自分と同じようなつらい思いをさせていたことに気づき、涙を流す。母と息子がお互い涙目になりながらも本心をぶつける様に心が切なくなった。

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