若葉竜也、岡山天音、井浦新、千葉雄大、尾崎匠海 『アンメット』5人の男性キャラの魅力
『アンメット ある脳外科医の日記』(カンテレ・フジテレビ系/以下、『アンメット』)において、男性陣のキャラクターが「魅力的すぎる」と話題を集めている。そこで本稿では、作中に登場する5名をピックアップして、それぞれの魅力を分析していきたい。
三瓶友治(若葉竜也)
まず、『アンメット』において、数々の“萌え”を生み出している三瓶(若葉竜也)。彼は、丘陵セントラル病院に勤務している人たちのなかで、最もミヤビ(杉咲花)のことを考え、彼女のために行動を起こしている人物だ。演じている若葉竜也の抜け感も相まって、今クールのなかでも随一の人気キャラとなっている。
序盤は、三瓶のミヤビに対する執着に近い感情が、何から派生しているものなのかいまいち読めなかったが、綾野(岡山天音)に嫉妬心を向けているところを見ると、やはり恋心なのだろうか。他人のことなんてあまり気にしなさそうなのに、ミヤビと綾野がアイコンタクトをしているのを目ざとく察知して、嫉妬の視線を送るのも愛らしい。
だれかれ構わず媚を売るわけではないが、心から決めた相手には惜しみない愛情を注ぐ。そんな三瓶は、まさに“猫系彼氏”という感じ。今はまだ同志というイメージが強いミヤビと三瓶が、ゆっくりゆっくり時間をかけて特別な関係になっていく様子を、ずっと見続けたいなと思う。
綾野楓(岡山天音)
三瓶から何かとライバル視されることが多かった綾野。彼は、ミヤビに対して特別な感情を抱いていたのは間違いない。しかし、麻衣(生田絵梨花)が自分を大事に想ってきてくれたことに気づき、彼女とともに人生を歩んでいくことを決めた。
正直、綾野はもっとイケすかない奴に映ってもよかったはずだ。情よりも利益を優先する合理主義者……のはずなのに、心の奥に温かさがあるように感じさせたのは、岡山天音の演技力の賜物だろう。
これから、綾野と麻衣が歩むことになる茨の道。「何もかも大丈夫です」と言っていたし、頭がキレる彼のことだから、対処法を練っているものだと思ったが、“麻衣と結婚する”以外のことを何も考えていなくて、「なんも大丈夫じゃないですよね?」と三瓶にツッコまれていたのが面白い。
実家の綾野病院の経営問題や、関東医科大学病院とのしがらみなどをすべて忘れて麻衣の元に駆けつけたとき、情深い綾野の本当の姿が見えたような気がした。