F1の“帝王”の知られざる悲劇と闇が明らかに 『フェラーリ』予告編&ポスター公開
7月5日より公開されるマイケル・マン監督作『フェラーリ』の予告編とポスタービジュアルが公開された。
本作は、『ヒート』『インサイダー』などを手がけ、『フォードvsフェラーリ』で製作総指揮を務めたマン監督による構想30年に及ぶ執念の企画。フェラーリ社をイタリア屈指の自動車メーカーへと成長させた稀代の経営者エンツォ・フェラーリが59歳だった時代の波乱と激動の1年が描かれる。
公開された予告編は、唸るV8エンジンを自らの手でチェックしながら「私の車に乗るなら必ず勝て」と語るエンツォ(アダム・ドライバー)の冷徹なプロフェッショナル性と圧倒的なカリスマ性が垣間見えるシーンからスタート。しかし、その裏では愛息ディーノの死、妻ラウラ(ペネロペ・クルス)との崩壊寸前の夫婦生活の裏で秘かに愛し合っていた女性リナ(シャイリーン・ウッドリー)との二重生活、さらにフェラーリ社は、破産寸前、買収の危機に瀕しており、F1の“帝王”と呼ばれたエンツォの知られざる悲劇と闇が明らかに。
そんななかでエンツォが起死回生を賭け挑むイタリア全土1000マイル縦断の公道レース「ミッレミリア」のレースシーンも映し出される。美しいフォルムのフェラーリがイタリアの田園風景を疾走する芸術的なシーン、せわしない街中でデッドヒートを繰り広げる手に汗握るシーン、そして炎に突っ込む命を懸けたレーサーの姿までが切り取られている。
あわせて公開されたポスタービジュアルには、情熱と狂気を併せ持つエンツォの二面性を思わせる表情と、フェラーリ315S、335Sが疾走する姿が写されている。
■公開情報
『フェラーリ』
7月5日(金)より、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
出演:アダム・ドライバー、ペネロペ・クルス、シャイリーン・ウッドリー、パトリック・デンプシー
監督:マイケル・マン
脚本:トロイ・ケネディ・マーティン
原作:ブロック・イェイツ著『エンツォ・フェラーリ 跳ね馬の肖像』
配給:キノフィルムズ
提供:木下グループ
2023年/アメリカ/英語・イタリア語/カラー・モノクロ/スコープサイズ/132分/原題:FERRARI/字幕翻訳:松崎広幸/PG12
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公式サイト:https://www.ferrari-movie.jp
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