マイケル・マンが渡辺謙に“釘付け”になったことを明かす 『TOKYO VICE』特別映像公開
HBO MaxとWOWOWの日米共同制作で贈るドラマシリーズ『TOKYO VICE』の特別映像“マイケル・マン監督編”が公開された。
本作は、東京で警察担当の新米記者として赴任したジェイクが特ダネを執拗に求めて危険な裏社会へと踏み込んでいくさまを描いた、総製作費88億円のドラマシリーズ。『マイアミ・バイス』『インサイダー』などのマイケル・マンが第1話の監督とエグゼクティブ・プロデューサーとして参加し、エグゼクティブ・プロデューサー陣には『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』のジョン・レッシャー、『シックス・フィート・アンダー』のアラン・プール、舞台『オスロ』でトニー賞を受賞したJ・T・ロジャースらが名を連ねる。さらに、『TENET テネット』のロケーション・スーパーバイザー、ジャニス・ポーリーが参加し、東京での撮影を実現させた。
特別映像では、エグゼクティブプロデューサーであり第1話の監督を務めたマンが、「情報を追い求める人々の物語に魅力を感じてきた」「この街の本当の姿を知りたいんです」と話す。主人公のアメリカ人青年ジェイク(アンセル・エルゴート)を突き動かす原動力については、「何がジャーナリストをかき立てるのか。映画『インサイダー』のローウェル・バーグマンや、情報を追い求める人々の物語に魅力を感じてきた」と語る。危険な世界へ導かれるように引き込まれていくジェイクだが、ジャーナリストとしての人生の究極の喜びについて「本当は何が起きたのか、真実を発見する」ことだと説明する。また、「俳優の役作りから始める」というマンは、「ものの見方、呼吸の仕方、歩き方まで、そこに至った過程をつくるところから始めます。役を具体的に確立しなじんでおくことで、俳優は反射的に演技ができるようになります。5テイク目にはその状態に到達していたいですね」と役作りについても明かした。
さらに、セットについて「彼らを取り巻く世界をどう構築するか。これは美術や衣装デザインの領域です。ホステスクラブ“オニキス”のセットデザインは素晴らしかった。今までのセットの中でも屈指の出来だ。様々なホステスクラブを調査した上で、独自の解釈を加えて作った」と話す。
日本人キャストもオーディションを経て決定した。マンは「想像もつかなかったからね。どんな俳優がいるか分からないし、いろいろ驚かされた。宮本を演じる伊藤英明や、ヤクザの石田組長役の菅田俊が現れたんだ」「撮影初日、渡辺謙が刑事役で歩いてくる。その姿だけで意識を乗っ取られるほど、彼にくぎ付けだ」と出演者たちについても語っている。
■放送・配信情報
『TOKYO VICE』
WOWOWオンデマンドにて、第6話まで配信中
WOWOWにて、毎週日曜22:00〜放送中(全8話)
出演:アンセル・エルゴート、渡辺謙、菊地凛子、伊藤英明、笠松将、山下智久、菅田俊、谷田歩、萩原聖人、豊原功補、伊藤歩、渡辺真起子、板谷由夏、松田美由紀
エグゼクティブ・プロデューサー:マイケル・マン
監督:マイケル・マン、HIKARI、ジョセフ・クボタ・ラディカ、アラン・プール
公式サイト:https://www.wowow.co.jp/drama/original/tokyovice/
(c)HBO Max / Eros Hoagland
(c)HBO Max / James Lisle