『95』髙橋海人が信念を曲げて中国拳法で強くなる Qに芽生え始めた“正しい未来”への思い

『95』髙橋海人が中国拳法に再入門

 翔がやられて最も熱くなっていたのは、渋谷浄化作戦でもチームの暴力に手助けしなかったQだった。武術を再び習得したQは4人の相手を前にしても勝てるほどに強くなっていた。信念を曲げてまでも、なぜQは強くなることを選んだのか。

 それはチームを守るため。Qの手下のような存在となっている栗田(井上瑞稀)が、キューティーハニーに対して「やっちゃいますか? あいつら」とQへ投げかけるが、「やらない、今はね」とQは返答している。絶好の機会を狙っているのだろう。その余裕から、再入門の成果は精神的な強さにも表れているのが分かる。

 また、第6話で印象的なのは、翔の母・玲子(斉藤由貴)やQの母・悦子(紺野まひる)が重んじる「人脈」の考えだ。「上とか目指してないんだ。今がよければそれでいいって思ってんの? 武器とか財産とかふざけんなよ」というQのセリフは、「今を生きる」という信念の翔を否定しているようにも捉えられる。今を生きたことで、Qと加奈は後悔を抱く結果になったのも事実。そこには「選ぶべきだった正しい未来」というQに芽生え始めた思い、信念がある。

■放送情報
テレビ東京開局60周年連続ドラマ ドラマプレミア23『95』
テレビ東京系にて、毎週月曜23:06〜放送
Lemino、U-NEXTにて、各話放送終了後から第1話から最新話まで見放題配信
出演:髙橋海人、中川大志、松本穂香、細田佳央太、犬飼貴丈、関口メンディー、浅川梨奈、工藤遥、井上瑞稀、渡邊圭祐、鈴木仁、三浦貴大、山中崇、紺野まひる、勝矢、嶋田久作、新川優愛、桜井日奈子、斉藤由貴、桜井ユキ、安田顕
原作:早見和真『95』(角川文庫)
脚本:喜安浩平
監督:城定秀夫
音楽:ゲイリー芦屋
主題歌:King & Prince「moooove!!」(UNIVERSAL MUSIC)
チーフプロデューサー:森田昇(テレビ東京)
プロデューサー:倉地雄大(テレビ東京)、清家優輝(ファインエンターテイメント)
制作:テレビ東京
制作協力:ファインエンターテイメント
製作著作:「95」製作委員会
©︎「95」製作委員会
公式サイト:https://www.tv-tokyo.co.jp/tx_95/
公式X(旧Twitter):https://twitter.com/tx_drama95
公式Instagram:https://www.instagram.com/tx_drama95/

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