アニメの“次回予告”を飛ばす人が急増? 『ブルロ』『呪術』『鬼滅』ED後も要注目な4作

『ブルロ』『呪術』などED後も注目な4作品

 動画配信サイトの需要拡大により、多様なアニメが人々の目に止まることが増えたが、それと同時に年々衰退しているのが“次回予告”である。いつでも好きなタイミングで視聴でき、“イッキ見”も気軽にできるようになったが、エンディングをスキップする人が増え、次第に次回予告が簡素な作品が増えているように感じる。

 そんな中、エンディング後に本編では明かされなかったキャラクターの新たな一面や日常シーンにフォーカスを当てている「ショートアニメ」を放送する作品もある。今回はファンからの評判も高く、配信だと飛ばしがちなエンディング後に「ショートアニメ」を展開する作品を複数ピックアップしながら、その良さについて解説する。

『ブルーロック』「ブルーロック あでぃしょなる・たいむ!」

 思わず胸が熱くなる試合シーンの緊張感で視聴者を惹きつける“スポーツアニメ”。試合中は真剣な姿を見せる選手たちだが、オフの時はまた違った表情が見られるのも大きな魅力となっている。 

 2022年にアニメが放送され、第2期の制作も決定しているアニメ『ブルーロック』では、本編後にショートアニメ「ブルーロック あでぃしょなる・たいむ!」が放送されている。こちらはブルーロック(青い監獄)に入寮したキャラクターたちの普段の生活に焦点が当てられており、原作者である金城宗幸と作画担当のノ村優介が原案・ネームを手掛けていることでも話題のコーナーだ。原作コミックにも収録されていたものやアニメオリジナルの小話が展開されているため、アニメからの視聴者はもちろん原作ファンも楽しめる「ショートアニメ」となっている。 

『劇場版ブルーロック –EPISODE 凪-』©金城宗幸・三宮宏太・ノ村優介・講談社/「劇場版ブルーロック」製作委員会

 特にアニメ第5話の本編後に放送された「ブルーロックの支給品大紹介!」は原作コミック4巻に収録されていた情報を取り入れた話となっており、支給品の一つ“歯ブラシ”にそれぞれ名前を書く登場人物たちのやりとりが描写され、原作ファンにも嬉しいエピソードだった。

TVアニメ『ブルーロック』ミニアニメ「ブルーロック あでぃしょなる・たいむ!」|#5「ブルーロックの支給品大紹介!」

 『ブルーロック』は、スピンオフ作品である『劇場版ブルーロック -EPISODE 凪-』が4月19日より公開される。本編の後には上記でも紹介した「あでぃしょなる・たいむ!」が4週連続週替わりで上映されることも決定している。今回は『劇場版ブルーロック -EPISODE 凪-』の作画を手掛けている三宮宏太がネームを担当しており、ファンからの期待も高まっているはずだ。今後ますます盛り上がりを見せるであろう『ブルーロック』を、ぜひ劇場でも堪能していただきたい。

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