芳根京子、11年ぶりの木曜劇場出演に喜び 「ヒロインでこの枠に出ることになるなんて」

芳根京子、11年ぶりの“木曜劇場”に喜び

 赤楚衛二主演のフジテレビ木曜劇場『Re:リベンジ-欲望の果てに-』が、4月11日より放送中だ。本作は、巨大病院で巻き起こる権力争いをきっかけに、さまざまな事件が起こり、登場人物たちの“野心”と“復讐心”が入り乱れ、人間の内に秘めた“欲望”がむき出しになっていくリベンジサスペンス。赤楚は日本屈指の巨大病院「天堂記念病院」の理事長の息子・天堂海斗役で主演を務め、そのライバル役で「天堂記念病院」に新しく赴任してくる心臓血管外科の医師・大友郁弥を錦戸亮が演じている。

 そんな2人の男性の間で揺れ動く、小児科で働く看護師・朝比奈陽月を演じるのは、芳根京子。2013年に放送されたフジテレビ木曜劇場『ラスト♡シンデレラ』で女優デビューした芳根にとって、11年ぶりともなる木曜劇場への凱旋。いったいどんな思いで本作に挑んでいるのか、話を聞いた。

初の看護師役は「頭を使いながらお芝居をしている感覚」

ーー芳根さんが演じる朝比奈陽月というキャラクターについて教えてください。

芳根京子(以下、芳根):最初にお話をいただいたとき、いろいろなものを抱えている役というのもあって、非常にやりがいがあるだろうなと感じました。実際に演じてみても、突然恋人がいなくなったり、再び現れたり、そのときには状況が変わっていたり……と、目まぐるしい役だなと。

ーー出演が発表された際には「(陽月という役が)今、自分にとって1番大切なものはなんだろう、と自分と向き合うきっかけにもなっている」とコメントされていました。その答えは見つかりそうでしょうか?

芳根:まさに今向き合っている途中です。陽月の人生がどういうものだったかわかっていくにつれて、すごく壮絶なんですよね。両親がいなくて、妹が心臓病で、恋人もいなくなってしまって……それでも生きていかなければいけないという。同じ状況だったらと置き換えるたびに「自分が陽月だったら、どうするんだろう」と考えてしまいます。その瞬間瞬間で、何を選ぶかの連続だなと改めて考えさせられます。

ーー常に心情が変わっていく陽月のバックボーンを考えるのは大変なのではないかと想像してしまいます。役作りで意識していることは?

芳根:心揺さぶられる中でも、絶対にぶれないものというのは、やはり妹への想いかなと感じています。それが彼女にとっての正義であり、欲望なんだろうなと。その思いに関しては全11話を通して強く意識して、芯のある女性として見えたらいいなと思っております。

ーー今回、初の看護師役となります。

芳根:所作をやりながらセリフを成立させるのはなかなか大変ですが、「やるぞ!」と燃えています。頭を使いながらお芝居をしている感覚があるし、「うわー! 嫌だなー!」とも思ってしまうんですけど、観ている方に不慣れだと思われないように頑張りたいです。

ーー現場の雰囲気を教えてください。

芳根:重いシーンや辛いシーンが多い分、現場は明るいです。作品のテイストからは考えられないくらい、明るくて活気のある現場だなと。「明るくしよう」という気持ちが、キャストにもスタッフさんにもある気がしています。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「インタビュー」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる