『虎に翼』第2週「女三人寄ればかしましい?」を振り返る 個性豊かな女子部の面々

『虎に翼』第2週を振り返る

 NHK連続テレビ小説『虎に翼』(土曜日は1週間の振り返り)。第6話から第10話までの第2週「女三人寄ればかしましい?」を振り返る。

 第6話では、寅子(伊藤沙莉)が晴れて「明律大学女子部法科」に入学。女子部には、華族令嬢の桜川涼子(桜井ユキ)、男装の山田よね(土居志央梨)、女子部法科の一期生である久保田(小林涼子)と中山(安藤輪子)ら個性豊かな女性が集まっていた。寅子はいきなりよねと衝突してしまう。

 第7話では、入学してから1週間が経ち、寅子は涼子、最年長の梅子(平岩紙)、留学生の香淑(ハ・ヨンス)とともに“なんとなく扱いにくい一派”として一緒にお昼ご飯を食べ合う仲となっていた。ある日、寅子はよねのあとをつけて、東京地方裁判所にたどり着く。

 第8話では、寅子は初めて法廷で裁判を傍聴する。裁判では、着物を返してほしいと妻・峰子(安川まり)が夫・東田(遠藤雄弥)を訴えていた。裁判の結果に納得がいかない寅子は家に帰って優三(仲野太賀)を質問攻めする。

 第9話では、穂高(小林薫)が女子部の生徒たちに寅子の疑問を一緒に考えるように投げかける。六法をめくる寅子はある条文に目がとまる。「法廷に正解はない」と穂高が言った言葉を思い出し、寅子はそこに希望を見出す。

 第10話では、峰子が裁判で着物を取り戻すことが認められる。大喜びする女子部の面々だったが、よねだけは「甘い」と怒りを隠さない。裁判には確かに勝ったが、「あの女性の受ける扱いは変わらない」と言うよね。寅子は、着物を返還された妻・峰子の「離婚裁判は続くが、最後まで戦う」という言葉に、「法律は盾のように人を守るためのもの」だと考えるようになる。

朝ドラ『虎に翼』登場人物紹介&あらすじ

2024年度前期、NHK東京が製作を務める『虎に翼』は、日本初の女性弁護士で後に裁判官となった一人の女性を描いたリーガルドラマ。…

■放送情報
NHK連続テレビ小説『虎に翼』
総合:毎週月曜〜金曜8:00〜8:15、(再放送)毎週月曜〜金曜12:45〜13:00
BSプレミアム:毎週月曜〜金曜7:30〜7:45、(再放送)毎週土曜8:15〜9:30
BS4K:毎週月曜〜金曜7:30〜7:45、(再放送)毎週土曜10:15~11:30
出演:伊藤沙莉、石田ゆり子、岡部たかし、仲野太賀、森田望智、上川周作、土居志央梨、桜井ユキ、平岩紙、ハ・ヨンス、岩田剛典、戸塚純貴、松山ケンイチ、小林薫
作:吉田恵里香
語り:尾野真千子
音楽:森優太
主題歌:米津玄師「さよーならまたいつか!」
法律考証:村上一博
制作統括:尾崎裕和
プロデューサー:石澤かおる
取材:清永聡
演出:梛川善郎、安藤大佑、橋本万葉ほか
写真提供=NHK

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