奈緒&木梨憲武、『春になったら』涙のクランクアップ 「本当に宝物です」
3月25日22時より最終回が放送されるカンテレ・フジテレビ系の月10ドラマ『春になったら』。主演の奈緒と木梨憲武がクランクアップを迎えた。
奈緒と木梨がW主演を務める本作は、3カ月後に結婚する娘と3カ月後にこの世を去る父のハートフル・ホームドラマ。
2人の撮影最終日、まるで本物の親子のような、抜群のコンビネーションをみせてきた奈緒と木梨は、スタッフから「クランクアップです」の声がかかると、晴れやかな笑顔でお互いをたたえあった。同日、晴れて現場もオールアップとなり、現場終了後は、奈緒・木梨の2人がスタッフらと順に写真を撮ったり談笑したり、いつまでもなごり惜しそうな空気が流れていた。
クランクアップを迎えた奈緒は、「私事になりますが、私は7カ月のときに父をがんで亡くし、父との思い出というものが今までありませんでした。 “お父さんと一緒にお酒飲みたかった”、“お父さんと一緒にご飯食べたかった”、“お父さんのためにおしゃれしたかった”、“お父さんとケンカしたかった”、そんな私の夢を全て『春になったら』の中でかなえていただきました。きっとこのドラマを見てくださった方たちの中にも、私と同じような境遇の方だったり、お別れする年齢は皆違えども、いろいろな思いを抱えながら、それでも毎日笑って生きていらっしゃる方がたくさんいるかと思います。そんな方たちに、『春になったら』チーム全員の思いと、ノリさんというお父さんと親子で過ごした、大切な人との幸せな時間が、いかにかけがえのないものかというのを伝えられたのではないかなと思っています。愛情深いプロデューサーのお2人と、本当にたくましい、そしてお芝居を心から愛してくれる監督たちはじめ、スタッフの皆さんと、この最高のドラマを作れたこと、そして、大好きなキャスト、先輩方、お父さんに恵まれて、こんなに幸せな3カ月が自分の人生にあることが本当に宝物です。『春になったら』が終わっても、皆さん、大切な人の隣で笑っていてください。本当にありがとうございました」とコメント。
一方の木梨は、「本当に楽しく、こんなにも仲の良い『春になったら』チームに参加させていただけたこと本当に光栄です。興奮しながら、感謝しながら3カ月楽しませてもらいました。最高の仲間たちでした。一つのゴールに向かって皆でものを作る面白さを改めて感じさせていただきました。現場では、気持ちでやれば奈緒ちゃんも気持ちで返してくれるし、スタッフのみんなもそこを拾ってくれていて。これからは、光石さんのように練習して(笑)お芝居にのぞんだり、こういう作品を作っていけたらいいなと思います。今回全てまとめてくれたのは奈緒ちゃんだし、そして『春になったら』スタッフのみんななので、本当に感謝しています。本当に本当にありがとう」と感謝の気持ちを述べた。
最終回では、瞳(奈緒)と一馬(濱田岳)の結婚式が行われる。父・雅彦(木梨憲武)に、人生最大のサプライズが訪れる。
■放送情報
『春になったら』
カンテレ・フジテレビ系にて、毎週月曜22:00〜放送
出演:奈緒、木梨憲武、深澤辰哉、見上愛、西垣匠、影山優佳、矢柴俊博、光石研、橋本マナミ、筒井真理子、小林聡美、濱田岳
脚本:福田靖
音楽プロデューサー:福島節
主題歌:福山雅治「ひとみ」(Amuse Inc. / Polydor Records)
監督:松本佳奈、穐山茉由、稲留武
プロデューサー:岡光寛子(カンテレ)、白石裕菜(ホリプロ)
音楽プロデューサー:福島節
制作協力:ホリプロ
制作著作:カンテレ
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