『グレイトギフト』小野花梨劇場と思いきや“本当の黒幕”が 全真相が明らかになった最終回

『グレイトギフト』本当の黒幕がいた最終回

 最終回のオンエアを受けて、SNSではオフショット祭りとなっている。手を結んだ白鳥と奈良を演じる佐々木蔵之介と小野花梨が「ギフト」を飲もうとしている写真に、極め付けは「確か、今夜21時から#グレイトギフト が最終回だったような。私は、間違っていますか?」とポストする佐々木に、「白鳥理事長のおっしゃる通りです」と引用リポストで返答する津田健次郎。SNSでの盛り上がりを把握した上でのやり取りであり、死んだ目で白鳥に従う郡司、本坊、神林の「白鳥理事長のおっしゃる通りです」は、本作を代表する名ゼリフの一つだった。

 杏梨を演じた倉科カナ(マネージャー)のSNSにもクランクアップ時の写真が公開されているが、それはオンエア後だからこそアップできたとも言えるだろう。生体認証でロックを解除し研究所に入ってきたのは、細胞培養士の北本(柏原収史)。「明鏡で得られたデータです。素晴らしい実証実験になりましたね」とファイルを渡す女性の指元には、杏梨がつけていた特徴的な指輪が光っている。保温庫の試験管には「LevelA May12」の記載。「ギフト」が抹消されずに保管されているのは、かつての生命研の時と同じだ。

 第1話から杏梨はベールに包まれた人物であり、その素性はほとんど明かされてはいない。杏梨は「ギフト」の販売に加担していたことで取り調べを受けたが、「いろんな方が助けてくださいまして無事に」と藤巻、久留米に話している。愛宕との愛人を例にして政界にも通じている杏梨だが、「アルカナム」のオーナーということも、仮の姿だったとしたら。白鳥や奈良、藤巻までもが杏梨の手のひらの上で転がされている、彼女こそが本物の女帝だったとしたら。

■配信情報
『グレイトギフト』
TELASA、TVerにて配信中
出演:反町隆史、波瑠、佐々木蔵之介、尾上松也、坂東彌十郎、筒井道隆、津田健次郎、小野花梨、盛山晋太郎(見取り図)ほか
脚本:黒岩勉
演出:本橋圭太、星野和成
ゼネラルプロデューサー:横地郁英(テレビ朝日)
プロデューサー:髙野渉(テレビ朝日)、菊池誠(アズバーズ)、岡美鶴(アズバーズ)
音楽:得田真裕
制作協力:アズバーズ
制作著作:テレビ朝日
©︎テレビ朝日
公式サイト:https://www.tv-asahi.co.jp/greatgift/

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