西島秀俊、芦田愛菜の隠れたポンコツぶりを暴露 石田ゆり子と新成人に向けエール送る
1月14日21時からスタートする日曜劇場『さよならマエストロ〜父と私のアパッシオナート〜』(TBS系)の制作発表会見が、1月8日に東京音楽大学池袋キャンパスA館100周年記念ホールで行われ、西島秀俊、芦田愛菜、宮沢氷魚、新木優子、當真あみ、佐藤緋美、久間田琳加、石田ゆり子、津田寛治、満島真之介、玉山鉄二が登壇した。
「アパッシオナート(appassionato)」は音楽の発想標語の一つで、「情熱的に」「激しく」などの意味がある。本作は、5年前に起きたとある事件をきっかけに指揮者を辞めた父と音楽が嫌いな娘が、同居生活を通じて親子の絆と人生を再生していくヒューマンドラマ。試写会に続いて行われた会見で、主人公の天才指揮者・夏目俊平を演じる西島は「素晴らしい最高のメンバーと毎日一生懸命撮影しています」と報告。娘の響を演じる芦田は「響ちゃんはずっと怒ってばかりだったと思うんですけど、その中にみんなを思いやる心もある愛嬌のある響を演じていけたら」と自身の役柄に寄せて挨拶した。
撮影時のエピソードを尋ねられた西島は「台本ではポンコツの父親としっかり者の娘という話でしたが、皆さんのイメージと違って意外に芦田さんはポンコツです」と暴露。「しょっちゅう物にぶつかったりこけたりしているので、ただの似た者親子が喧嘩しているようになっています」と“親子”の共通点を挙げると、芦田も「否めないです」と否定せず。「怒りながら階段を昇るシーンでリハーサルの時に転んでしまって。下りてきたら監督や西島さんも『さっきの良いね』と言って採用されてしまいました」と裏話を明かした。
会見では、俊平が指揮者に就任する市民オーケストラ「晴見フィルハーモニー」のメンバーも登壇。バイオリン奏者でコンサートマスターの近藤益夫を演じる津田は「近藤益夫でコンマスです。58歳で初めてバイオリンをやったんです。9月から始めて毎日やっていて、別の現場にも持って行きます」と猛練習の日々を送っている。高校生の谷崎天音として出演する當真は、作中で当て振りなしの生音を披露。「(バイオリンを)一番最初に触ったのは3、4歳くらい。自分ができることをやらせていただけるので嬉しかったですし、頑張ろうと思いました」と意気込みを語った。
新木は恋多きフルート奏者の倉科瑠李を演じる。「中学生の時、吹奏楽部に所属していて、友達のフルートを触らせてもらった経験がある」とのこと。それでも「難しい楽器なので、ある程度押さえられていないとごまかせない。ファゴットがうらやましいです」と同じ木管楽器のファゴットに羨望の眼差し。玉山が演じるのはファゴット奏者で市役所職員の古谷悟史。玉山は「ファゴットで良かったです」と胸をなでおろしつつ、「大河ドラマを撮りながら練習していました」と『どうする家康』(NHK総合)の撮影の合間に運指を練習していたと話した。