『ワンダフルデイズ』チャ・ウヌの恋に波乱が押し寄せる 記憶を失うのはソウォンかヘナか

『ワンダフルデイズ』チャ・ウヌの恋に波乱

 キスをすると犬に変身する呪いを解く鍵は、究極の2択ーー。

 現在U-NEXTで独占配信中の『ワンダフルデイズ』が佳境に入り、チャ・ウヌとパク・ギュヨンのカップルが、イ・ヒョヌから究極の選択を突きつけられるという展開を見せた。

 本作は、『女神降臨』のチャ・ウヌと『セレブリティ』のパク・ギュヨンが共演するファンタジーロマンチックコメディ。チャ・ウヌは、幼い頃のトラウマで犬恐怖症を抱える数学教師チン・ソウォンを演じ、パク・ギュヨンが“異性にキスをすると犬になってしまう”という呪いをかけられた国語教師ハン・ヘナを演じている。

 紆余曲折がありながら、晴れてカップルとなったヘナとソウォンだったが、ラブラブタイムも束の間で、韓国史教師ボギョム(イ・ヒョヌ)が前世の因縁によりヘナに呪いをかけた山の神だったことがわかった。2人の仲を切り裂こうとするボギョムは、ヘナに究極の選択を突きつける。

 第11話は、ボギョムがヘナの叔父で犬になったままのドンチョル(キム・ヘジュン)のもとに現れ、彼に手をかざし、ドンチョルが心停止になるという緊迫した展開から始まった。ボギョムによって、命を奪われたかにみえたドンチョルだったが、息を吹き返しただけでなく、突然人間の姿に戻り、ヘナたち家族は大喜びする。ドンチョルは長い間の犬生活で、すっかり犬としての振る舞いに慣れてしまい、チキンを食べるときも犬食いしたりと、前世の切なさからホッとするひとときとなった。

 しかし、ボギョムは、自分がヘナの一族に呪いをかけたことをヘナに告げて、さらに幼き頃より側にいたことを突きつける。ボギョムは、ソウォンの幼い頃にも姿を見せており、ヘナとソウォンの転生後から彼らの近くにいたことを明かす。さらに、ヘナとソウォンが互いに愛し合うようになるためのお膳立ても、ボギョムの手によって仕組まれていたことだった。

 ヘナとソウォンは、前世ではマクスン(=ヘナ)とスヒョン(=ソウォン)として、愛し合っていた。マクスンが仕えていた家の主チョヨンは、現世のヘナの生徒ジア(キム・イギョン)だった。チョヨン(=ジア)は、謀反人の妻として追われる身だったが、スヒョンの働きによって逃亡に成功し、山神ボギョムの元で匿われていた。

 しかし、スヒョンはチョヨンを逃がした罪により、囚われの身となってしまう。マクスンは、愛するスヒョンの子供をお腹に宿しており、スヒョンが処刑されることを知った彼女は、チョヨンの居場所を追っ手に伝えてしまう。ボギョムは、マクスンの裏切りによってチョヨンを喪い、マクスンの子孫が代々呪われるようにと呪いをかけたのだった。

 あまりにも切なく胸が苦しくなる前世の因縁。現代のヘナは、ボギョムによって前世を思い出し、涙する。ヘナは、一族の呪いの発端が前世の自分であったことを知り、ボギョムから究極の選択を突きつけられる。ヘナたち家族の呪いを解く代わりに、ヘナとソウォンが愛し合うようになる前に“戻す”と言うボギョム。それは、“記憶を失くす”ことが条件だった。

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