『ガラスの城』に蓮佛美沙子、川島海荷、仁村紗和ら出演へ “部長を殺した社員”は誰なのか

『ガラスの城』に蓮佛美沙子ら出演へ

 2024年1月4日21時からテレビ朝日系で放送される波瑠主演の松本清張ドラマスペシャル『ガラスの城』の追加キャストとして、蓮佛美沙子、川島海荷、内野謙太、野呂佳代、仁村紗和、丸山智己、塚本高史、武田真治の出演が発表された。

 本作は、社員旅行中に起きた不穏な殺人事件を糸口に、一流企業にはびこるさまざまな欲望と犯罪の構図を描いた松本清張の同名ミステリーをドラマ化するもの。舞台を大手商社に移し、令和ならではの企業体制や捜査方法、登場人物を加えながら、原作を再構築する。

 松本作品初参加となる波瑠が主演を務めるほか、松本作品への出演は4回目となる木村佳乃、満島真之介、髙嶋政伸らが共演に名を連ねた。脚本を手がけるのは、『あさが来た』やNHK大河ドラマ『青天を衝け』などの大森美香。『名前をなくした女神』(フジテレビ系)の樹下直美が監督を務める。

 エリート社員たちが風情あふれる修善寺で社員旅行に興じる中で起こった、部長が何者かに殺されるという誰もが怪しい社内殺人事件。この殺人事件の真相と社内に渦巻く欲望を、ミステリアスな空気をまとう地味で不透明な一般職・的場郁子(波瑠)と、出世頭の課長・三上田鶴子(木村佳乃)があぶり出していく。

 丸山が演じるのは、社員旅行先の修禅寺で殺されてしまう次世代エネルギー部のエリート部長・杉岡久一郎。美形でスタイリッシュ、仕事においても優秀で、女性社員からの人気も高い杉岡。しかし、次期役員候補と目され、人の悪意や恨みを引き寄せそうな要素も多々併せ持っている。さらに、既婚者なのに女性にだらしなく、浪費家な一面も。殺される直前には、三上が杉岡の社内不倫現場を目撃していた。

 そんな杉岡を殺した犯人候補となるのは、主人公・的場、そして三上をはじめ、社員旅行に参加した社員全員。中でも杉岡に近い位置にいるのが2人の次長。塚本が演じる富崎弥大と、武田が演じる野村俊一だ。富崎は次期部長の座を虎視眈々と狙い、出世欲丸出しで杉岡に調子よく取り入る毎日。一方で、三上のことは陰で小馬鹿にしたり、殺人事件発生後は独自捜査を続ける的場に近づいてきたりするなど、その真意は計り知れない。かたや、真面目すぎる性格が災いし、出世で遅れを取っている野村。直属の部下である三上は、その勤勉ぶりを高く評価しているが、野村本人にはいろいろ思うところもありそうな様子だ。

 内野が演じる業務課長・田口欣吾も、怪しまれている社員の一人。富崎と野村のどちらの次長につくのが出世に有利か、常に計算している田口は、腹の底ではよからぬ謀を巡らせている可能性も。

 さらに、社員旅行中に杉岡の社内不倫現場を目撃した三上が、顔までは見えなかったものの、不倫相手ではないかと目をつけるのが、蓮佛演じる的場の同期・鈴木信乃と、川島演じる橋本啓子だ。鈴木は野心家で才色兼備の総合職、橋本は“職場の華”としてファッションや美容にも気を遣う一般職。2人は殺人事件をきっかけに、これまであまり交流のなかった的場とも距離を縮めていく。

 そのほか、野呂が演じる子持ちの一般職・和島好子、仁村が演じる一般職・浅野由理花も登場。和島は一般職ながらも、三上からも気に入られるほどの働き者。一方、浅野は富崎の妻の口添えで入社したという過去があった。

■放送情報
『ガラスの城』
テレビ朝日系にて、2024年1月4日(木)21:00〜23:05放送
出演:波瑠、木村佳乃、蓮佛美沙子、川島海荷、内野謙太、野呂佳代、仁村紗和、丸山智己、塚本高史、武田真治、満島真之介、髙嶋政伸
原作:松本清張『ガラスの城』(講談社文庫)
脚本:大森美香
音楽:木村秀彬
監督:樹下直美(アズバーズ)
ゼネラルプロデューサー:横地郁英(テレビ朝日)、大江達樹(テレビ朝日)
プロデューサー:神田エミイ亜希子(テレビ朝日)、目黒正之(東映)、土井健生(東映)
制作:テレビ朝日、東映
©︎テレビ朝日

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