『猿の惑星/キングダム』2024年初夏公開決定 猿たちの姿を捉えた特報映像&ポスターも

『猿の惑星/キングダム』2024年初夏公開

 『猿の惑星』シリーズ最新作『Kingdom of the Planet of the Apes(原題)』が、『猿の惑星/キングダム』の邦題で2024年初夏に日本公開されることが決定した。

 高度な知能を得た猿たちの反乱、人類の文明崩壊、そして猿と人類の戦争、地球の支配者が変わりゆく激動の歴史のうねりを描く『猿の惑星』新シリーズ。本作の舞台は、人間と猿、地球の支配者の劇的な交代劇が起こってから何年も後の世界。高い知能と言語を得た多くの猿は文明的なコミュニティを築き、穏やかに発展する文化的なグループ、歪んだ教えを信じ急成長し帝国を築くグループ、他のグループを奴隷化するような過激なグループなど、まるで人間社会のような進化を遂げている。一方で人類は言語を失い、文化も、技術も、社会性も失い、野生生物のような存在になっていた。

 監督を務めるのは、『メイズ・ランナー』シリーズのウェス・ボール。配役は明らかになっていないが、『To Leslie トゥ・レスリー』のオーウェン・ティーグ、Netflixオリジナルシリーズ『ウィッチャー』のフレイヤ・アーランらの出演が発表されている。

映画『猿の惑星/キングダム』特報

 あわせて公開された特報映像では、進化を遂げた猿たちの姿が映し出される。昔は高層ビルが立ち並ぶ大都会だった名残を残す大自然の中で穏やかに暮らす者、野生化した人間を狩る者、人間を餌付けする者、猿同士で争う者、人間を助ける者、指導者の下に武器を持ち集まる者たちなど、“猿の惑星”となった地球と、多様化した彼らの社会性がうかがえる。

 人間が高度な知能を持つ猿に支配された未知の惑星と、ラストシーンでその真実が描かれた『猿の惑星』。その世界観の“起源”を解き明かす、2011年の『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』では、猿の子供であるシーザーが人類同等の知能を持ち、コミュニケーション・ツールとしての言語を持つまでが描かれた。

 続く2014年の『猿の惑星:新世紀(ライジング)』では、高度な知能を獲得した猿のシーザーが仲間を率いて、人類への反乱を起こしてから10年後の世界が描かれた。かけがえのない家族や仲間を持ち、平和な世界を望む猿のリーダー、シーザーと、新種のウイルスによる感染症流行で地球規模のパンデミックで絶滅の危機に陥った人間たち。それぞれの葛藤を軸にした物語のなかで、“共存”と“対立”の狭間で重大な決断を迫られていく彼らの姿が映し出された。

 そして2017年の『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』では、生き残った人類との共存を望み続けていたにもかかわらず、家族を人間に殺されたシーザーの深い“悲しみ”と人間への“愛と憎しみ”が描かれる。そして変異したウイルスは人間から思考と言語を奪い始める。猿と人類、それぞれの種の存亡、地球の支配者としての生き残りをかけた負けることのできない“聖なる戦い”、地球の運命が変わる歴史的瞬間が描かれ、3作連続で全米初登場1位を記録した。

■公開情報
『猿の惑星/キングダム』
2024年初夏、全国ロードショー
監督:ウェス・ボール
出演:オーウェン・ティーグ、フレイヤ・アーラン
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
©2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.

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