『相棒』懐かしの原田龍二が帰ってきた! 亀山を“褒める”右京のこれまでにない変化も

『相棒』懐かしの原田龍二が帰ってきた!

「おかえりなさい! 亀山さん!」

 亀山(寺脇康文)が特命係に復帰して早1年がすぎたこのタイミングで、この言葉を聞くとは思わなかった。「もう1年経ってるんですよ!」という亀山のツッコミは、視聴者の心の声を代弁したものだっただろう。特命係の様子を窺うように尋ねてきて、「挨拶にこられるのを待ってたんですから!」と意地を張ったように言ったこの男は、かつて特命係に在籍したこともある捜査二課刑事・陣川公平(原田龍二)だ。『相棒 season22』(テレビ朝日系)第3話にも懐かしいキャラクターが登場した。

 陣川は正義感が強く、いつでも逮捕できるように部屋中に指名手配犯の写真を張り巡らしているが、思い込みの激しい性格のため、2度も誤認逮捕を起こして、特命係に左遷されたことがあった。その後、捜査に復帰するが殺人容疑で一時的に身柄を拘束されたり、自宅に空き巣が入った事件をきっかけにさらに大きな事件に発展するなど登場の度に災難に巻き込まれている。さらに惚れっぽい性格で、想い人が関わる事件の捜査には私情を持ち込んで周囲への迷惑を顧みない行動をし、騒動を大きくするトラブルメーカーである。ただ、お人好しで素直な性格だということも分かっているので、皆から呆れられつつも気にかけられている。

 挨拶がてらやってきた陣川は右京(水谷豊)に相談を持ちかけるが、その矢先、公園の雑木林で男性の遺体が見つかったものの、周囲にスズメバチが飛び交っているため、現場検証どころか、近づくことすらできないという事件の報がもたらされる。右京と亀山が様子を見に行くと、スズメバチの巣の駆除業者の手配に手間取り、捜査一課が現場で立ち往生していた。そこに、交番の巡査が駆け、犯人を名乗る人物から連絡があり、倒れている男性は「死んでいない」と告げられたという。

 緊急事態であることを察した右京と亀山は、危険を顧みず倒れた男性に近づくが、亀山の背中にスズメバチがとまり、刺される寸前となることも。男性は殺害されており、なんとかその身元がわかった右京と亀山が捜査を進めていくと、男性と交際していた村岡めぐみ(生越千晴)という女性の存在が浮上。話を聞きにいくと、その家になぜか陣川がいて……。

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