二宮和也、独立後も仲間との関係性は変わらず NOと言わないストイックさを共演者も称賛
10月24日深夜、二宮和也が嵐のファンクラブ会員に向けて、事務所から独立したことを動画で報告した。一報を受けて、同時刻に生放送中の報道番組でも速報で伝えられたほか、翌朝には、二宮もX(旧Twitter)で「本当に温かいお言葉ばかりで沁みます」と、フォロワーに向けてお礼を投稿。これには25万件もの反響が寄せられた。
二宮は「僕は明日からも嵐です」と語ったように、独立とともにグループ活動の継続についても言及。嵐が再開する際にはメンバーとして活動していくと明言した。短い時間ではあったものの、混乱を招かぬように、そしてファンが聞きたいであろう言葉をしっかりと伝えていた印象だ。10月26日朝には、二宮がXで「朝起きて、先ず仕事、問い合わせのメールを確認。今までにない動きで新鮮です」と投稿するなど、さっそく独立後の様子を共有した。
『ジャにのチャンネル』の動画「#148【遅延】更新遅れてごめんなさい。」で自身の年表を公開したように、二宮は1996年6月16日に入所。わずか6日後の6月21日には、雑誌の撮影に加えて、『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)にKinKi Kidsのバックダンサーとして出演するなど、スピード展開で芸能活動をスタートさせた。翌年には舞台『Stand by Me』に出演。1998年には特別ドラマ『天城越え』(TBS系)に出演。靴をはかずに裸足で撮影したことなど、ハードな撮影の一コマを明かしている。ほかにも先輩のバックダンサーとして出演する際に、現在のような華やかな衣装ではなく、ウィンドブレーカーにガムテープで「ニノ」と書いたことや、芸能活動の中で、舞台演出の仕事に就きたいという夢を描き、1999年いっぱいで辞めたいと申し出たことも告白。現在の二宮和也のキャリアは、一朝一夕にはかなわない様々な努力や苦労の積み重ねによって成り立っているのだと改めて噛みしめた。そして、同チャンネルからも窺えるのは二宮のマルチタスクっぷりだ。最年長メンバーとはいえ、細々とした作業を自ら行ったり、座っていても良さそうな場面でもよく動く。主体的なスタンスはたくましく、清々しく映る。
二宮は7月期に大きく話題を集めた日曜劇場『VIVANT』(TBS系)の興奮冷めやらぬ間に、10月6日には映画『アナログ』が公開、10月9日にはドラマ『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~』(フジテレビ系)が放送開始と、話題作に相次いで出演中。俳優としてのキャリアは歴代の出演作品や受賞歴からも一目瞭然だが、共演する俳優陣から語られるエピソードからもその凄さは伝わってくる。直近では波瑠が『A-Studio+』(TBS系)に出演した際に、映画『アナログ』の撮影で、監督からの難しい指示にも応えていたことを挙げ、「二宮さんの横にいると“できません”って言えない」と語るなど、いい意味で共演者泣かせのようだ。
遡って2018年放送の日曜劇場『ブラックペアン』(TBS系)の記者会見でも、小泉孝太郎が二宮について「台本に書いていない一言をグサッと刺してくるんですが、そのセンスが素晴らしい」と称賛。二宮が演じる医師の手術シーンについて10時間撮影して5分の放送だったことなどを明かしていた。(※)