『力の強い女カン・ナムスン』2つの物語が動き出す 互いに惹かれ合うナムスンとヒシク

『カン・ナムスン』2つの物語が動き出す

 Netflixで配信中の『力の強い女カン・ナムスン』が好調な滑り出しを見せている。日本のNetflix「今日のTV番組TOP10」の常連で、10月16日〜10月22日のNetflixグローバルTOP10(非英語シリーズ)でも3位と世界的人気だ。

 本作は、代々怪力を持つ女性一族を描いた『力の強い女ト・ボンスン』のスピンオフ作品で、『力の強い女ト・ボンスン』の主人公ト・ボンスン(パク・ボヨン)の“はとこ”にあたるカン・ナムスン(イ・ユミ)を主人公にナムスンの母ファン・グムジュ(キム・ジョンウン)、祖母キル・ジュンガン(キム・ヘスク)の“スリージェネレーション”を描いた物語だ。

 『力の強い女カン・ナムスン』の主人公であるナムスンの祖母ジュンガンと、ト・ボンスンの祖母が姉妹という関係性から、第3話ではボンスンとボンスンの夫アン・ミンヒョク役のパク・ヒョンシクがカメオ出演し、視聴者を歓喜させた。

 本作の特徴のひとつは、スピンオフ作品として主人公がパワーアップしていることだ。ボンスンは怪力のみであったが、本作のナムスンは怪力だけでなく、超視覚や、飛行に近いジャンプ能力まで兼ね備えたスーパーパワーを持っているのだ。第1話では、制御不能に陥った飛行機を止めるというスーパーパワーを見せ、視聴者の度肝を抜き、笑いを誘った。

 モンゴルで暮らしてきたナムスンは、家族を探す中で麻薬捜査官カン・ヒシク(オン・ソンウ)と運命的な出会いを果たす。2人の間にほのかな恋心が芽生え、晴れて家族と再会したナムスンはヒシクの捜査に協力する、というのがこれまでのあらすじだ。

 第5話、第6話は、家族との感動の再会から一転、麻薬捜査が中心の物語となった。麻薬を流通させている会社ドゥーゴーへ潜入捜査に入ったナムスンとヒシク。マスクに新型麻薬を仕込んでいることを突き止めるため、倉庫の中から何種類かのマスクを盗み出すことに成功する。しかし、水につければ麻薬が溶け出すはずのマスクは変化をみせず、捜査は失敗に終わってしまう。手がかりをなくしたヒシクの潜入捜査は撤収となるのだが、1人残ったナムスンは、捜査を続けることにする。暗い倉庫の中で、麻薬を探すナムスンは、ドゥーゴー代表のリュ・シオ(ピョン・ウソク)と会い、シオに怪力で吹き飛ばされてしまう。

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